第3章:再会、繋がる絆
第54話「これが私の運命」
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衛機能の一端として相殺してきたんだ。通じる確率は高い。)」
だけど、どうやってそれほどの威力を叩き込むかだ。
「(さっきと違って、攻撃が苛烈になってしまっているからさっきのような一斉砲撃は不可能。だから、一瞬であれに近い威力を出さなければ...!)」
もう一度飛んできた閃光を、シャルで上になんとか逸らす。
やる事は決まった。後は、その手段...!
「『エイミィさん!皆の各状況は!?』」
『えっと....椿ちゃん以外、自分の事に精一杯みたい!今は大丈夫だけど、このままじゃ...!』
エイミィさんからの状況報告に、僕はさらに思考を加速させる。
動けるのは椿のみ。正しくは椿と葵のみ...か。
僕の手元にはメタスタス。これがあれば回避も接近も容易だが...。
「(とにかく、今の攻撃は全て防衛機能によるもの。なら、一度全員を退避させるか。)」
今の僕になら、それは可能だ。
どの道、攻撃を避けるのに精一杯なんだ。一度退避した所で変わらない。
「『クロノ!一度全員を攻撃の範囲外に退避させる!いいか?』」
『っ、ああ!その方がいいだろう。皆がまだ落とされていないのが奇跡な状態だからな!』
クロノに一応聞いて、許可が入ったので行動に移す。
もうクロノ達も相当遠い所まで行ったので庇う必要もないだろう。
...あそこにいる面子でも閃光は防げるし。
「『エイミィさん、アリシア!一番危なそうな奴から回収していく!そっちから教えてくれ!』」
『分かったよ!』
『了解!』
まず、攻撃範囲の確認をして、どれくらい離れればいいか確認しておく。
『っ、はやてちゃんが!』
「『了解!』」
自分の事で精一杯で、誰かを護れる状況じゃないのなら、やはり一番ピンチなのははやてだったか。
後方から広域殲滅魔法で戦うスタイルだから、あまり回避も上手くないしな。
なのはの場合は移動砲台みたいなものだから、幾分かマシなのだろう。
...と言っても、時間の問題か。
『ああっ!なのはもやばいよ!』
「『って、考えてる傍から...!』」
はやてを捕まえるように転移に巻き込み、なのはも連れて範囲外へと逃げる。
「な、なんや!?」
「えっ!?」
「一時撤退だ!それ以上アレに近づくなよ!」
戸惑う二人を置いて再び通信を繋げる。
「『次!』」
『次は...ヴィータちゃん!』
『後、アルフも危ない!』
ずっと陽動していて動きが鈍ってきていたヴィータと、同じく疲弊した上にフェイトのように回避が上手くないアルフがやばいらしい。
当然、すぐさま転移して助け出す。
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