第九幕その五
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「だから最初に洗う」
「そうしているんだね」
「水風呂も同じじゃ」
「やっぱり皆が入る場所だから」
「まずは身体を奇麗にしてな」
「それから入るんだね」
「そうなのじゃ、そして最後はな」
もう一度お身体を洗う理由もです、王様はボタンにお話します。
「汗をかいておるな」
「それでその汗をだね」
「奇麗にしておくのじゃよ」
「その為だね」
「うむ、ではな」
「最後はだね」
「身体を洗うぞ」
そしてお風呂を出るというのです、そしてです。
王様は皆と一緒に実際に水風呂に入ってです、それから湯舟で身体を温めなおしてからでした。
身体を洗って髪の毛も奇麗にしてでした、お風呂から出るともういい時間でした。朝御飯がはじまる時でした。
ナターシャは幾分か眠そうなお顔で朝御飯のメニューを見て言いました。
「今日も美味しそうね」
「ええ、そうよね」
恵梨香がナターシャの言葉に頷きます。
「お粥ね」
「中華風のね」
「それとね」
お粥だけでなく、でした。
「焼豚とザーサイ」
「その二つもね」
「美味しそうね」
「朝のお粥はね」
それこそと言うのでした。
「最高のご馳走よ」
「ナターシャもそう思うのね」
「ええ」
微笑んで、です。ナターシャは恵梨香に答えました。
「御飯のお粥もオートミールもね」
「大麦のお粥ね」
「ミルクを入れたね」
それだというのです。
「そのお粥もね」
「あれも美味しいわね」
「そう、だからね」
「オートミールもいいのね」
「朝に食べると特にね」
それこそというのです。
「美味しいわね」
「朝にそうしたものは」
恵梨香も言います。
「別格なのよね」
「だからね」
「今朝もなのね」
「とても嬉しいわ」
「私も朝のお粥は大好きよ」
オズマも言ってきました。
「お昼や夜もいいけれど」
「朝は、ですね」
「一番ですね」
「その時間によって味が違うわ」
それこそというのです。
「お料理の中にはそうしたものがあって」
「お粥はですね」
「朝ね」
「朝に一番美味しい」
「そういうものだと思うわ」
こう恵梨香達にお話するのでした。
「お米のお粥もオートミールもね」
「どちらもですね」
「姫様実際によく朝はお粥でしょ」
ジュリアも恵梨香達にお話します。
「こうしたお粥やオートミールね」
「はい、確かに」
「言われてみればそうですね」
恵梨香とナターシャはジュリアの言葉にも頷きました。
「姫様朝はよくお粥ですね」
「お粥を召し上がられていますね」
「それとフレークね」
オズマはこちらもと言うのでした。
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