クラス対抗戦
第14話 決戦!クラス対抗戦 W
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千冬SIDE
真耶「大丈夫なのでしょうか?幾ら白夜くんが戦い慣れているのは解りますが……」
千冬「そう心配するな山田先生。
凰はともかく、あの白夜がしくじる筈があるまい。
無闇な気遣いはかえってヤツ(白夜)に悪い」
ヤツ等があのISとの交戦を始めてものの数分も経っていないが、山田先生はモニター越しであの二人を気に掛けている。
全く……生徒の事が心配だとはいえ、そこまで心配する必要があるか馬鹿者が……
……、だが…私も私であいつが心配だがな。何せ私とあいつは今は赤の他人ではあるが、元を辿れば正真正銘血の繋がった姉弟なのだからな……
真耶「織斑先生、生徒が自ら危険な橋に足を踏み入れたのですよ!そんな呑気な事を言ってる場合じゃないんですよ!
それを解っているのですか??」
全く……それは私も私で心配だが…そんなことを一々言ってたら悪い噂がたってしまうだろうが……
千冬「どう言ったにしてもアリーナは所属不明ISのせいで人間の出入りは出来てもISの出入りは出来ない。
どっちに転がったとしても、あの二人が打開すれば全て良しだ」
真耶「ですが!」
やれやれ、尚も食い下がって来るか……このままじゃイライラが収まらん。
コーヒーでも飲んで気分転換しよう……
≪カポッ≫
白夜に対する心配を押し殺しながらもカップにコーヒーを注ぐ。
この学園のコーヒーはそれなりに美味いから気分転換には丁度良い……
≪ボチャンッ≫
んっ、何だ今の水音は?まさか砂糖と間違えて別のを入れたか?
真耶「織斑先生?
今先生が入れたの……砂糖じゃなくて“にんにく卵黄”ですよ?」
何故また“にんにく卵黄”なんかあるんだ??
以前は塩を入れ間違えたが今度は何故“にんにく卵黄”なんだ??というより誰が“にんにく卵黄”なんか置いたんだ??
真耶「もしかしてお忘れになりましたか?
白夜くんが注文した品を本人に届けると言って先生がそこに置いたのですよ、他の品も含めて」
千冬「??」
それを聞いた私はつい“はっ!”っとなったが時すでに遅し。
『……』
その様子を同じ場に居合わせた教師達に見られた以上訂正することなど出来ない。
これは余談話しになるが、何故白夜が“にんにく卵黄”なんか取り寄せたかというと、答えは単純。最近あいつはマトモに食事を摂ってなかったから軽く栄養失調を起こしたのが事の発端だった。別にあいつは好きで摂らなかったわけじゃない、ただ楽に食事する暇がなかったのだ。あいつは出来る限り一人で喰いたいのに、篠ノ之やオルコット達が邪魔する上に生徒達が騒いで更に悪化させ、トドメに私が毎晩学園全体の見回りを任せたのが原因だった。
それから皆控えるようになったが、あの頑固
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