第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#19
戦慄の暗殺者X 〜Heat Capacity〜
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【1】
「でやああああああああぁぁぁぁぁぁ―――――――――ッッッッ!!!!」
紅い弾丸のような突貫で巻き起こる気流に黒衣を靡かせながら
空間を疾駆するシャナ。
そして大上段に構えた戦慄の美を流す白刃が唸りをあげて
サムシング・ブルーのウェディングドレスを纏った武装燐子の
頭蓋に向けて振り降ろされる。
ギィィィィィィィンッッッ!!!
「!!」
しかし今度呼び出された武装燐子は先刻のモノをより強力に
改 造したモノのようだった。
高速で繰り出されるシャナの斬撃に反応した、
その持ち手も反射的に防いだのではなく守りと去なしに従事した構えである。
大刀と細 剣とがブツかり合い金属の軋る音が空間に鳴り響く。
だが。
「だああああああああああああああああああッッッッ!!!!」
即座にシャナは打ち落としの斬撃を武器破壊の斬撃へと変換し、
全身の膂力を総動員して搾力を刀身へと捻じ込む。
その影響で強度で劣る燐子の白刃はバラバラになって砕け散る。
すぐさまにヴェールを被った無防備の頭蓋に贄殿遮那の本刃が叩き込まれた。
音もなく斬り裂かれていく身体内部で斬撃が音速に達した為、
次の刹那衝撃波が巻き起こり真っ二つに両断された燐子が爆風で跡形もなく吹き飛ぶ。
その後に到来した炸裂の破壊音が、壮麗なる紅世の王 “狩人” フリアグネが
言う処の 「戦闘組曲第二楽章」 開幕のベルだった。
大刀を振り下ろしたままの体勢で俯くシャナの背後から、
すぐさまに様々な色彩のウェディング・ドレスを纏った燐子7体が
細 剣を振り上げて彼女に襲いかかる。
ガギィィィィィィィィィ!!!!
今度はシャナが背後から襲いかかる無数の剣林を
彼女(?)らには背を向けたまま左手を大刀の峰に押し当て
全て受け止める。
そして。
「ぜえぇぇぇぇぇぇッッッッ!!!!」
息吹と共に全身の筋力と更に内腑のソレまで使って生み出された、
その小さな躰からは想像もつかない強烈な灼熱の 「剣気」 が
贄殿遮那の刀身から喚き起こる。
吼えるフレイムヘイズ “炎髪灼眼の討ち手”
その灼熱の剣気を手にした武器を透してクローム樹脂の身体に叩き込まれた
武装燐子の群は、まるで破壊振動波を喰らったかのような衝撃を身に受け
全て後方へと弾き飛ばされた。
すぐさまに後方へ向き直ったシャナは、
右手の柄頭を基点に大刀を円環状に廻転させ
周囲に遍く無数の剣輪を波紋の如く生み出した。
鋭い白刃の旋風が巻き起こり、その動作を警戒した
強化型武装燐子達が二の足を踏む。
敵に対する威嚇と同時に廻転運動によって生まれた遠心力を、
シャナは肩と肘とに集束させ、素
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