機動戦艦ナデシコ
1399話
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代表だからな。そのくらいの権限はある。……ただ、お前達が妙な真似をした場合、それはプラントに対するシャドウミラーの態度にも関わってくるから、くれぐれも注意しろよ?」
その言葉はホーク姉妹にとっても神妙にせざるをえなかったらしく、2人揃って大人しく頷く。
「その辺を注意してくれればいい。ホワイトスターにはエルフとかワイバーンとかもいるから、ファンタジー気分も味わえるぞ」
「ファ、ファンタジー!? それって、魔法使いとかもですか!」
……何故かルナマリアよりメイリンの方が食い付きがよかった。
今の言葉から考えると、魔法に憧れているのか?
そう考えれば、気持ちも分からないではない。
魔法少女とかにならないだろうな? いや、ネギま世界にはリアル魔法少女とかいるんだが。
「魔法使いも多いな。……けど、このSEED世界だって異世界間貿易の条約に加盟してるんだから、魔法使いは来てるだろ?」
「……オーブには結構いるって話ですけど、プラントまでやって来る人はなかなかいないんですよ。地球なら大西洋連邦とか結構足を運んだりするらしいですけど」
しょんぼりとした様子のメイリンの言葉に、なるほどと理解する。
ネギま世界からやってきた魔法使いにしても、大西洋連邦……アメリカとかならともかく、プラントのある宇宙までやってくる物好きは少ないんだろう。
「あ、でもこの前何人か魔法使い来てたじゃない。ニュースになってたし」
「……ニュースになるのか……」
ふと思いついたといった様子で呟いたルナマリアの言葉に、少しだけ驚く。
オーブではもうそれ程珍しくなくなった魔法使いだが、オーブ以外の地域では……特にプラントではまだまだ珍しいらしい。
「はい。しっかりとニュースになってましたよ。……私がこう言うのも何ですけど、コーディネイター至上主義の人達も魔法使いの人達と手合わせをしてあっさりと負けてからは、声が低くなって随分と暮らしやすくなりました」
「だろうな」
どの程度の魔法使いがプラントにやって来たのかは分からないが、基本的にネギま世界の魔法使いは生身での戦いに慣れている者が多い。
それこそ中にはジン程度なら生身でどうにかしそうな奴が大量にいるのだから。
「それと……ああ、そうそう。とある料理をプラントに伝えていきましたよ」
「……とある料理?」
ふと、嫌な予感をしつつ尋ねると、ルナマリアは真面目な表情で口を開く。
「はい。ゴーヤクレープを」
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