暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1399話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


 確かに縁起が悪いかもしれない。
 特に帰ってきたらサラダを食うとか、そんなフラグを建てると。
 けどアストナージとケーラの件があまりに有名だからそんな風に思うだけで、実際にはパイロットと整備員が恋仲になるってのはそう珍しい話じゃない。
 そもそも、パイロットと整備員は嫌でも親密に付き合う事になる訳で、それが男同士、女同士なら基本的にそういう関係になる事は心配しなくてもいい――基本的にという事は、たまに例外がある――んだが、男女の場合はどうしたってお互いが近い位置にいて、パイロットにしてみれば自分の命を預ける相手であり、整備員にしてみれば自分が命を預かっている相手だ。
 どうしたってお互いに親しくなるのは当然だし、そこから恋愛関係に発展してもおかしくはないだろう。
 今回の場合は、ルナマリアがヨウランを振ったらしいが。
 親しくなったからといって、必ずしも恋愛関係になる事はないというのを示した例だな。

「ふーん。じゃあ、お姉ちゃんはどういう人が好みなの?」
「どういう人? 急にそんな事言われても……今までそういうのに興味なかったから、何とも言えないわよ」
「本当に? その割りには、随分とアクセルさんに興味ある視線を向けてるじゃない」
「それは……興味あるんだもの、仕方ないでしょ? でも、別に恋愛感情がどうとか、そういう興味じゃなくて、アクセル代表がどういう人なのかを知りたかったり、戦争の時の話を聞かせて貰いたかったりって意味での興味よ?」

 その辺は理解しているつもりだが、改めて男として興味がないとか言い切られるのは、少しショックだったりする。
 いやまぁ、単純に俺が原作でルナマリアを好んでいたからというのもあるけど。
 遠距離射撃が駄目って言いながら、何故かザクで遠距離攻撃ばかりしていた印象が強いんだよな。
 一部では誤射マリアとか呼ばれているとか何とか……哀れな。実際には射撃を外しまくってるけど、誤射した事はなかったと思うし。いや、もしかしてこの世界だと誤射してるのか? ……まさかな。そんなパイロットにインパルスが任されたりはしないだろう。

「そうだな、なら今度2人揃ってホワイトスターまで遊びに来るといい。あの時の戦争のデータとかも残っているし、ホワイトスターを経験するってのも、お前達にとっては面白いだろうし」
「え? いいんですか!? ホワイトスターに行くのって、オーブの人でもそう簡単には許可が下りないって話を聞いていますけど」

 まぁ、ホワイトスターで何か問題を起こした場合、その人物の出身世界にも責任を取って貰うって取り決めになってるからな。
 どうしたってその辺は厳しくならざるを得ないのだろう。
 特にオーブの場合、セイラン家という悪しき前例もあるし。

「これでもシャドウミラーの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ