外伝〜演奏家の捜索〜中篇
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ようにってミュラーさんに頼まれましたけど、これはさすがに無理そうですね……)
ノエルは疲れた表情で溜息を吐き
(まあ、半分はヴァイスが原因ですけどね……)
(うふっ♪確かにそうね♪)
(笑いごとではないですよ……)
アルの呟いた言葉に小悪魔な笑みを浮かべたエルファティシアにリィンは疲れた表情で指摘した。
「ほう。もう見つけたか。」
一方ロイド達に気付いたヴァイスは感心し
「おや……どうやら迎えが来てしまったようだ。みっしぃ君、すまないがボク達はここで退散させてもらうよ。」
オリビエは意外そうな表情をした後みっしぃを見つめて言い
「ありゃりゃ、それはザンネン〜。みししっ、今度はゼッタイワンダーランドにも来てよネ〜!」
みっしぃは2人に宣伝し
「ああ。その時は俺が愛する女性達と共に楽しませてもらう。」
「フッ、その頼み……いつか必ず果たさせてもらおう。この別れはあまりにも辛い。だからこそボクらの絆はかけがえの無いものとなるだろう。……また会おう(アディオス)、親友!」
「さらばだ!」
「ばいばい〜☆」
みっしぃに見送られ、2人は跳躍して柵を飛び越えてどこかへと去って行った!
「ああっ……ま、また逃げられた!」
それを見たロイドは声を上げ
「やれやれ、なんだか場慣れしてるねえ。ここまで来たら、彼らが逃げ込みそうな場所もある程度絞れてくると思うけど……」
ワジは溜息を吐いた後呟き
「と、とにかく追いかけましょう!」
エリィは疲れた表情で言った。その後ロイド達は2人を捜索し、中央広場にあるレストランに入った。
〜中央広場・カフェレストラン”ヴァンセット”〜
(いた……!)
ロイドは2階の奥でデザートを食べているオリビエとヴァイスを見つけて呟き
(ったく、呑気にデザートなんて食べていやがるぜ……つーか、男が揃って何でアップルパイなんて食ってんだよ……)
(ちょうど2階の奥にいるし、これなら逃げられませんね!)
ランディは呟いた後呆れた表情で溜息を吐き、ノエルは口元に笑みを浮かべて言った。そしてロイド達は2人に近づいていった。
「もぐもぐ……う〜ん、デリシャス!この甘さ控えめでありながらも酸味が聞いたアップルパイ……中々のものだよ♪フフ……こんな美味しい物を出されると、これに合うワインが欲しいな♪」
「フッ……確かに美味だが……俺が作るアップルパイと比べればまだまだ修行が足りんな。」
美味しそうに皿に乗ったアップルパイを食べているオリビエの言葉にヴァイスは食べながら静かな笑みを浮かべて呟き
「ああ……そういえば君は料理全般―――特にデザートの類は一級品だっ
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