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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜演奏家の捜索〜前篇
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主従コンビはあの2人ぐらいだと思っていたけど、世の中似たような存在はいるもんだね。)

(ハハ……)

エリィとノエルは苦笑しながら小声で会話し、ワジは静かな笑みを浮かべ、リィンは苦笑していた。その後ロイド達は演奏家の捜索を開始し、捜索の最中にロイド達は旧市街にもよった。



〜旧市街〜



「……んだと、コラァ!」

「アア!?文句ばっか言ってんじゃねえよ!」

ロイド達が旧市街に入ると言い争いの声が聞こえてき

「この声は……」

「ロイド、あれ!」

声を聞いたロイド達が声を聞いた方向を見つめると、そこではサーベルバイパーの青年達が言い争いをしていた。

「てめえ、スラッシュ……マジメに考えてんのか!?あのままヴァルドさんが酒に溺れて体でも壊したらどうすんだ、ア!?」

「だから、オレはそうならないように色々とアイディアを考えてるだろうが!!何にも思いつかねえからってカリカリすんなっつーの!」

「さっき『タワーの上で景色でも見れば、キゲン直るんじゃねーの』とか、軽く抜かしてやがったあれの事か!?ヴァルドさんの機嫌が高い所に上るくらいで直るんだったら誰も苦労しねえんだよ!!お前みたいなバカと一緒にすんじゃねえ、バカ!このバカ!!」

「て、てめェ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!3回も言いやがったな、コラァ!!一つもいいアイデアをださねえお前なんかの百倍はマシなんだよ!」

「んだと………!やろうってのか、アア!?」

そして互いが武器を構えて戦闘を開始しようとしたその時

「やめろ、お前達!!」

ロイドが大声で制止の声を叫び、仲間達と共に2人に近づいた。

「て、てめえらは………」

ロイド達を見た青年達はロイド達を睨み

「おいおい、仲間同士で武器まで持ち出すなんて、らしくねえんじゃねえのか?」

「ハッ……てめえらには関係ねえだろ!元はといえば……ワジ!!てめえがハンパなマネをやらかしたせいで……!!」

「そうだ……!ヴァルドさんがあんなことになっちまったのはワジのせいだ!全部てめえが悪いんだよ、ワジィ!」

ランディの忠告を無視し、怒りの表情でワジを睨んだ。

「……………………」

睨まれたワジは目を伏せて何も語らず

「ちょ、ちょっと待って!ワジ君はそんな……」

ノエルは慌てた様子で制止しようとしたが

「とにかく、このままじゃ収まらねえ……まずはてめらをブチのめしてやる!!」

「ヒャハ、そうだなァ!ヒューイ、てめえをのしてやんのはその後だぜ!」

青年達はノエルの言葉を無視してロイド達に敵意を向け

(やれやれ……共通の敵を見つけた途端、手を組むとは……仲が良いのやら、悪いのやら………)

(というかこの戦
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