外伝〜レン皇女との面会協力〜
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レン…………!」
「う、う、ううっ…………!」
優しげな微笑みを浮かべながらも一筋の涙を流しているレンの言葉を聞いたハロルドとソフィアは涙を流し続けて、レンを見つめ
「レン……」
「レン姫…………」
「ったく、相変わらずマセた嬢ちゃんだぜ…………」
「やれやれ……参ったな…………さすがの僕も今のは結構きたよ…………」
その様子を見ていたロイドとリィン、ランディは口元に笑みを浮かべ、ワジは溜息を吐いた後静かな笑みを浮かべ
「グスッ……よかったわ…………」
「ええ…………本当によかったです…………」
エリィとノエルは涙を流し
「「「…………………………」」」
ヴァイス、アル、エルファティシアは何も語らず静かな笑みを浮かべ
「うむ!その懐の広さ、大きな器こそ我等マーシルン家の娘として相応しい証拠……!」
「もう、リフィアったら…………少しは空気を読んであげなさいよ…………」
リフィアは胸を張って頷き、その様子を見たエリゼは微笑み
「ふえ〜?どうしてパパとママがが泣いているの〜?どこか痛いの〜?」
コリンは首を傾げてハロルド達を心配した。
「コリン…………」
「ハハ……何でもないよ。ちょっと目にゴミが入っただけだよ……」
コリンに見つめられたソフィアは涙をぬぐった後微笑み、ハロルドも涙をぬぐった後笑顔を見せた。
「――――エリゼ。ハロルドさんに私が貴女に運ぶように頼んだ物を渡してあげて。」
「え?―――はい、かしこまりました。よいしょ……っと。…………どうぞ。」
そしてレンに指示されたエリゼは一瞬不思議そうな表情をしたがすぐに察して会釈をした後自分の傍に置いてあるスーツケースを持って、ハロルドに渡した。
「これは一体……?」
スーツケースを渡されたハロルドは不思議そうな表情をし
「――――開けてもらって構いません。」
レンに促されたハロルドがスーツケースを開けると、なんとケースの中にはかなりの数のミラの札束が入っていた!
「なっ!?」
「ミ、ミラの札束!?そ、それも1万ミラの札束ばかり…………!」
「ヒュウ♪こんなにも多くの札束なんて初めてみたね。」
「一体どんだけあるんだよ!?少なく見積もっても1000万ミラはあるんじゃねえか!?」
ケースの中身を見たロイドとエリィは驚き、ワジは口笛を吹いた後口元に笑みを浮かべ、ランディは驚いた後声を上げ
「――――全て合わせて3000万ミラあります。」
「え……………」
「さ、3000万……?そ、そんな……!その額は……!」
レンの説明を聞いたソフィアは呆け、ハロルドは呆けた後ある事に気付いて驚いた。
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