外伝〜お嬢様の捜索〜後篇
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に微笑まれて唸った後黙り込んだ。
「エ、エリゼ……お、俺の知らない間にい、色々とたくましくなったようだな、ハハ……(父さん達が今のエリゼを見て卒倒しなければいいけど…………)」
その様子を見ていたリィンは大量の冷や汗をかきながら苦笑し
「フフ、完全に主従が逆転しているね。」
「フッ……エリゼにとってはリフィア皇女は手のかかる妹のような存在みたいなものか?」
ワジは静かな笑みを浮かべ、ヴァイスは口元に笑みを浮かべてエリゼを見つめて言い
「フフ……確かにリフィアは本当に手のかかる娘ですけど、常に民や国の事を考え、仕える者達を大切にしている人の上に立つ者として……皇位継承者として相応しい娘です。私もこの娘が創る新たなメンフィルにリフィアに仕える侍女として……そしてリフィアを支える”親友”として楽しみですから、手はかかっても決してリフィアから離れる気はありません。」
「エリゼ…………」
「全く……余計な一言が無ければ、綺麗に収まるというのに……」
「………どうやらリフィア皇女も”真の忠臣”を手に入れたようだな……」
見つめられたエリゼは微笑み、エリゼの答えを聞いたリィンは驚き、リフィアは溜息を吐いた後口元に笑みを浮かべ、ヴァイスは静かな笑みを浮かべていた。
「―――さてと。皆さん、今日は本当にお世話になりました。私達も失礼します。」
「さらばだ、特務支援課よ!」
そしてエリゼとリフィアが去ろうとしたその時
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「む?」
「え?」
ロイドが慌てた様子で制止し、ロイドの制止の声に2人は不思議そうな表情で振り返ってロイドを見つめた。
「実はリフィア殿下にお願いしたい事がありまして……」
「余にか?一体何なのじゃ??」
ロイド達はリフィア達にヘイワース夫妻の依頼の件を説明した。
「ええっ!?レン姫の本当のご両親がレン姫に面会を!?」
「………………………………」
説明を聞いたエリゼは驚き、リフィアは真剣な表情で黙り込んでいた。
「それで、大変お手数なのですがどうかレンとヘイワース夫妻を一度合わせて欲しいのです。」
「………………少し待っていろ。」
ロイドの話を聞いたリフィアは考え込んだ後エニグマを手に取って通信を始めた。
「―――はい。どなたかしら?」
「―――余だ。」
「リフィアお姉様?どうしたの?神殺しさん達に会いに行ったんじゃないの?それとももう、エリゼに連れ戻されちゃったの?」
「ああ。セリカ達にも会ったし、今エリゼと合流した所だ。」
「やっぱり♪それでどうしてレンに連絡を?」
「ああ、その件だが――――」
そしてリフィアは通信相手
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