暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜後篇
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
す。」

「……ケビンからお前の事は頼まれていたからな。」

「セリカが力を貸すなら当然セリカの使徒であるわらわも力を貸すに決まっているだろう!」

同じようにリースにお礼を言われたリタは微笑み、セリカは静かな笑みを浮かべ、レシェンテは胸を張っていい

「こちらこそ、リフィアの面倒を見て頂きありがとうございました。」

「何が面倒じゃ!余は民を守る為にセリカ達と共に遺跡に巣食う魔物達を退治していたんじゃぞ!?」

エリゼが言った言葉を聞いたリフィアはエリゼを睨んで言ったが

「嘘を言っても無駄だから。遺跡の魔物退治はリースさん達に会いに行く”ついで”でしょう?」

「ぬぐっ…………!」

ジト目のエリゼの指摘に唸った。

「ところで……”星杯騎士”の事は、大聖堂の人には?」

そしてロイドは真剣な表情でリースを見つめて尋ね

「ええ、誰にも言っていません。さすがにエラルダ大司教は薄々感づいている様子ですが……まあ、下手を打たなければ問題ないかと思います。」

尋ねられたリースは答えた後静かな笑みを浮かべた。

「うーむ、教会の中も色々と大変そうだな。」

「リースさん、くれぐれも無茶はしないでください。」

「フフ、それとあまり神経をすり減らさないように。美容にも悪そうだしね。」

「ええ……ご心配なく。では、また何かあったらよろしくお願いします。」

「ええ、こちらこそ。」

ロイド達に言ったリースは大聖堂に向かい

「それじゃあ俺達もここで失礼する。」

「またの!」

「ここまで送って頂きありがとうございました。」

「リフィアを守って頂き、ありがとうございました。」

セリカ達もロイド達に別れの言葉を言った後クロスベル市内に向かっていった。

「それにしても”神殺し”と”古神”、挙句の果てには幽霊が聖職者と共に行動するとはねぇ……」

「私達の世界では考えられない組み合わせですね。」

セリカ達が去った後エルファティシアとアルは苦笑し

「……まあ、それが可能になったのも全て”影の国”のおかげだがな。」

ヴァイスは静かな笑みを浮かべて言った。



「リフィア。私達もそろそろ。」

「うむ!エリィ、そして特務支援課とやらよ!エリゼが世話になったな!エリゼの主として感謝する!」

そしてエリゼに促されたリフィアは頷いた後ロイド達に口元に笑みを浮かべて言い

「い、いえ。私達としても殿下の身の安全は心から望むものですし。」

リフィアの言葉にエリィは戸惑いながら答えたが

「……私がロイドさんや兄様達のお世話になったのはだ・れ・の!せいだと思っているの?」

「むう…………」

威圧を纏ったエリゼの笑顔
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ