外伝〜お嬢様の捜索〜後篇
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か。」
リースの反応を見たロイドは苦笑し
「勿論、貴女も一緒に帰ってもらうわよ、リフィア?もう、逃がさないからね。」
エリゼはリフィアの片手をしっかりと握ってジト目でリフィアを見つめて言い
「言われなくてもわかっておるわ。さすがに余とて今回の会議の件の重要度はわかっておる!」
エリゼに見つめれたリフィアは答えたが
「それがわかっているなら、勝手に外出しないで。しかも警備隊が創ったバリケードまで破壊して…………そんな非常識な事をする事が皇位継承者がする事?」
「ぬぐっ……!」
ジト目のエリゼに突っ込まれて押し黙り
「エ、エリゼ!さっきから思っていたけどその態度は殿下に無礼すぎだぞ!?」
その様子を見たリィンは慌てて言ったが
「大丈夫ですよ、兄様。リウイ陛下達からリフィアに対して私的な場だったら無礼な態度や口調で接する事は許されていますし、リフィア自身もそれを望んでいますから。」
「うむ。エリゼは余の優秀なる下僕にして親友。お前が気にする事はないぞ。」
「は、はあ……?わ、わかりました。」
エリゼとリフィアの答えを聞いて戸惑った後頷いた。
「はは……それじゃあ戻りましょう。」
その様子を見ていたロイドは苦笑した後促し、仲間達と共にその場を去って行き
「………………」
ロイド達が去って行く中セリカは鐘楼を見つめていたが
「セリカ、どうしたのじゃ?」
「いや……何でもない。」
セリカの様子に気付いたレシェンテに声をかけられて答えた後ロイド達の後を追った。そしてロイド達が去って行くといつの間にか鐘楼の前に片腕の少年がいた!
「”星杯騎士”のお嬢さんにメンフィル帝国のお姫様とその従者……それに特務支援課と遊撃士協会か。なかなかやってくれるじゃない。今回の『計画』………やっぱり彼らがキーパーソンになったりするのかな?ウフフ……なんだか改めて、愉しみになってきちゃったよ。……それにしても僕の気配に気付くなんてねぇ……下手をしたら”剣帝”や”剣聖”以上かもね、彼……いや、彼女かな?フフ、まあどっちでもいいや。」
少年は妖しげな笑みを浮かべて呟いた後指を鳴らし、炎に包まれてその場から消えた!
その後、ロイド達はリース達を導力車に乗せ、クロスベル大聖堂の前まで送り届けた。
〜マインツ山道〜
「皆さん、わざわざ送っていただいてありがとうございました。皆さんの導力車……大変乗り心地がよかったです。」
「ふふっ、喜んでいただけてあたしも嬉しいです。」
リースのお礼の言葉にノエルは微笑み
「セリカさんやリフィア殿下達も今日は手伝って頂き、ありがとうございました。」
「フフ、お役に立てて幸いで
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