暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜後篇
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ースの説明を聞いてリィンとエリゼは驚き

「うむ!わかっているではないか、エリゼ!」

エリゼの言葉にリフィアは頷いた。

「やはり星杯騎士団の方でしたか……!」

「アルタイル・ロッジで手を貸してくれた……!?」

一方ロイドとノエルは驚きの表情でリースを見つめ

「手を貸したというのは……ケビン・グラハムのことですね?私は、彼をサポートする『従騎士』の位階にあたります。本来ならば、様々な調査のため彼自身がクロスベル入りするのが筋ではあったのですが……大司教の目があったので代わりに私が情報収集役として派遣されたというわけです。ちなみにセリカさん達はある事件で知り合いまして、今回の件に手を貸して頂いたのです。」

見つめられたリースは答えた。

「な、なるほど……」

「そうだったんですか……」

「星杯騎士団を毛嫌いしているエラルダ大司教にとってケビンは一番嫌う対象だろうしな。」

リースの答えを聞いたロイドとノエルは真剣な表情で頷き、ヴァイスは苦笑しながら言い

「今回の件も、その調査の一環ってわけだ。」

「なんつーか、教会ってのも色々しがらみがあるみてぇだな?」

ワジは口元に笑みを浮かべて言い、ランディは溜息を吐いて言い

「ま、それはどの世界のどんな組織にもあるものよ。」

「そうですね。国を守る将でさえ一丸となって戦えないのですから……」

エルファティシアとアルは納得した様子で頷いた。

「ええ、お恥ずかしながら。……私達はこのまま屋上まで調べに行くつもりです。できればあなた方の見解も聞きたいので、ご同行をお願いしたいのですが。」

「ええ、もちろん。」

「それでは早速鐘楼の下に行きましょう。」

その後リース達と共にロイド達は鐘楼の下に向かった。



「これは……報告にあった”鐘”ですね。中央広場にある鐘とほぼ同じ物ですか……」

鐘楼に到着したリースは妖しげな気配を纏わせる鐘を見つめて言い

「その鐘を鳴らす事で発生する事によってここを中心として遺跡全体を冥界か、異界に変えているようなんです。そのせいで幽霊達や影の国で現れた魔物達が出ていたと思うのですが。」

リタがリースに説明した。

「以前はエルファティシアさんとルファ姉の封印魔術によって共鳴を止めたんだよな。そうする事で鐘の音が止めたんだけど……」

「こんな大きな鐘が勝手に鳴るなんてことあるわけないですよね………本当に誰が鳴らしたんでしょう……」

「しかも私達が封印したのに鳴っているという事は確実に誰かが封印を解いたのでしょうね。」

ロイドとノエルは考え込み、エルファティシアは真剣な表情で鐘を見つめていた。

「ふむ……」

リタ達の話を聞いたリ
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