暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜中篇(後半)
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その後探索を開始したロイド達はひとまず鐘の音を止める為に鐘楼がある場所に向かい、かつて悪魔達と戦った場所に到着した。するとそこには予想外の人物達がいた。



〜月の僧院〜



「え…………」

仲間達と共に広間に到着したロイドは目の前にいる人物達を見て呆け

「リ、リースさん!?」

「それにセリカ達もいるな……一体どうして彼らがこんな所に……?」

エリィはリースを見て驚いて声を上げ、ヴァイスは不思議そうな表情でセリカ達を見つめ

「ん?おお、エリィにヴァイスではないか!久しぶりだな!」

ロイド達を見たリフィアはエリィやヴァイスを見て声をかけ

「リ、リフィア殿下!?」

「フッ。丁度手間が省けたな……」

「なるほど、なるほど…………神殺し達と合流すると共にこの遺跡を探索していたのですね……」

声をかけられたエリィは驚き、ヴァイスは静かな笑みを浮かべ、アルは納得した様子で頷いていた。するとその時

「……やっと見つけたわよ。」

エリゼが静かな様子を纏ってロイド達の前に出た。

「なぬっ!?もう追いついてきたのか、エリゼ!」

エリゼを見たリフィアは驚き

「貴女の型破りな行動にいつもつき合わされたら、貴女の行動パターンも大体見えて来るわ。」

「クッ……そういう所まで優秀になりおって……!」

エリゼの話を聞いて唸った。

「エ、エリゼ……?」

「何かさっきまでと口調が全然違わねえか?」

エリゼとリフィアの会話を聞いていたリィンは戸惑い、ランディは不思議そうな表情でエリゼを見つめ

「うふっ♪どうやらさっきまで猫を被っていたようね♪」

「ほう?これは意外な一面だ……フッ。ますます魅力的に見えてきたな……」

エルファティシアは小悪魔な笑みを浮かべ、ヴァイスは口元に笑みを浮かべてエリゼを見つめ

「よく事情はわからないですが……どうやら皆さんがリフィア殿下を迎えに来て下さったようですね。」

「フフ……けど、まさかこんな所にまで迎えに来るなんて変わったメイドさんですね。」

リースはロイド達を見て戸惑った後呟き、リタは微笑んでいた。



「それにしてもよく俺達がここに来たとよくわかったな?」

「そうじゃな。ミシェルにもマインツに行くしか言っていないしな。」

一方セリカは意外そうな表情でロイド達に尋ね、レシェンテはセリカの言葉に頷いて言い

「フフ、何せこっちにはお転婆姫の行動を把握している強力な助っ人がいたからね。」

セリカ達の言葉にワジは静かな笑みを浮かべてエリゼに視線を向けて言い

「それにしてもどうして七耀教会のシスターの方がセリカさん達と一緒にこんな所に?」

ノエルは不思議
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