外伝〜お嬢様の捜索〜中篇(前半)
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―――いえ、大丈夫です。」
エリゼは静かな表情で答えた後なんと連接剣を構えた!
「へ!?」
「なっ!?」
「ハアッ!?」
「へえ……」
エリゼの行動を見たロイド、リィン、ランディは驚き、ワジは興味深そうな表情をした。そしてエリゼは連接剣に冷却属性の魔力を纏わせ
「やあっ!!」
連接剣の刃を舞わせながら攻撃した!エリゼが放った冷却魔術を込めた連接剣で剣舞を放つクラフト―――冷却剣舞を受けた敵達は凍結した!そしてエリゼは魔術の詠唱をし
「光よ、我が仇名す者達に裁きを!槌の光霞!!」
光の爆発を起こす魔術を放って敵達に止めを刺した!
「………………」
「ヒュウ♪」
エリゼの戦闘を見たロイドは口をパクパクし、ワジは口笛を吹き
「エ、エリゼ!?魔術ができるのは知っていたけど一体いつの間に剣術なんてできるようになったんだよ!?それも魔法剣技まで扱えるなんて……!」
リィンは混乱した様子でエリゼに尋ねた。
「……殿下の侍女を勤めるにあたって、リウイ陛下が普通の侍女では絶対に勤まらないからって、わざわざ私の教育係としてエクリア様を用意してくれたんです。それで侍女としての仕事だけでなく魔術や剣術、魔法剣技、さらには政務関係までエクリア様から教わりました。」
「エ、エクリア様が……!?って、何で政務関係まで勉強しているんだよ!?」
「……リフィア殿下、侍女のはずの私を秘書扱いして、政務関係の書類の処理を私にまで押し付けて来たんです………………最初に押し付けられた時は本当に驚きました……幸いその時は殿下自身が教えてくれましたけど…………それでその事をシルヴァン陛下に報告したら、シルヴァン陛下がリウイ陛下にその件を話して、リウイ陛下がエクリア様に私にさまざまな教育をするように手配してくれたの。………そうでないとリフィア殿下の専属侍女を勤めるのは難しいだろうからって理由で。……お蔭様で自分の身を守れる程度には剣術は上達しましたし、政務関係の書類の処理もできるようになりました。」
「……………………」
エリゼの説明を聞いたリィンは絶句し
「ほう、それはよかったではないか。あのエクリアに教われるとは…………――――それよりロイド。これからどうするつもりだ?」
ヴァイスは感心した後ロイドに尋ねた。
「……殿下を保護する為や鐘の音も止める必要がある為、遺跡内を探索するしかありません。――――って事だけど……エリィ、大丈夫か?」
尋ねられたロイドは既に離れているエリィに尋ね
「も、もう。心配はいらないわ。さっきはいきなりだったからビックリしただけだし……次からはしっかりと心の準備を整えれば……」
(それってあまり大丈夫じゃないんじゃ
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