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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜お嬢様の捜索〜前篇
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協会と大聖堂を訪ねたほうがいいわね。」

「ああ。……そうだ、エリゼさん。リフィア殿下の件とは関係のない話なのですが、一つ尋ねてもよろしいでしょうか?」

エリィの言葉に頷いたロイドは真剣な表情でエリゼを見つめて尋ね

「?はい、何でしょうか。」

尋ねられたエリゼは不思議そうな表情でロイドを見つめて言った。



「……先程レン姫の話が出てきましたが……レン姫はクロスベル市内に出る予定はあるのですか?」

「いえ、私の知る限りではレン姫が市内に出る予定はありません。夕方ごろにリフィア殿下と一緒にある方達と会う予定となっておりまして、それまでの間は”グロリアス”に待機する予定のはずですが……それが何か?」

「いえ………それじゃあ早速捜索を開始しますので、お手数ですが連絡先を教えてもらってもよろしいでしょうか?リフィア殿下を見つけ次第、すぐに連絡しますので。」

「その事ですが……殿下を見つけるまで私も皆さんと一緒に行動してもよろしいでしょうか?」

「へ……」

「エリゼ?」

エリゼの申し出を聞いたロイドは呆け、リィンは不思議そうな表情をした。

「……殿下の今までの行動を考えるとこちらの予想の斜め上な事をすると思われるので殿下の事を知っている私も一緒について行けば、何か助言ができると思いますので……ご迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします。」

「な、なるほど……そういう事でしたら。」

「いや〜、君みたいな可憐な娘が一緒に来るなんて大歓迎だよ♪」

「ああ、全くだな。」

疲れた表情で答えた後頭を下げたエリゼの話を聞いて苦笑しながら頷き、ランディは嬉しそうな表情で言い、ランディの言葉にヴァイスは頷き

「それじゃあ短い間になるがよろしくな、エリゼ。」

「はい、兄様。」

リィンはエリゼに微笑み、微笑まれたエリゼも微笑みで返した。その後ロイド達はまず遊撃士協会に向かった…………
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