外伝〜お嬢様の捜索〜前篇
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静かな表情で言った。
「なら、早くエリゼさんがいる空港に行きましょう。グズグズしていたら遊撃士にエリゼさんの依頼を請けられてしまうかもしれないわ。」
「ああ。今回ばかりは遊撃士達に依頼を取られる訳にはいかない。行こう、みんな。」
そしてエリィの言葉に頷いたロイドは仲間達を促し、ロイド達は依頼者がいる空港に急ぎ足で向かった。
〜クロスベル国際空港〜
「―――すみません。エリゼさんですよね?」
その後空港内に入ったロイド達は空港のロビーにいる黒髪のメイドを見つけて話しかけ
「はい、そうですけど……?――――兄様!?」
話しかけられたメイド―――エリゼは首を傾げた後リィンに視線を向けて驚き
「久しぶり、エリゼ。元気そうだな。」
「はい。……兄様がいるという事は貴方方が”特務支援課”の方々ですね。――――初めまして。リフィア殿下専属侍女のエリゼ・シュヴァルツァーと申します。いつも兄―――リィン兄様がお世話になっています。」
リィンの言葉に頷いたエリゼはロイド達を見回して会釈をして微笑み
「おおっ!か、可憐だ〜♪」
「メイドなのにいかにも良家の”お嬢様”って雰囲気ですよね……」
エリゼの笑顔を見たランディは嬉しそうな表情をし、ノエルは口元に笑みを浮かべてエリゼを見つめ
「フフ、こっちのお嬢さんの方が実はリフィア皇女だったり?」
「ちょっとワジ君?今の発言、リフィア殿下に失礼すぎよ?」
ワジは静かな笑みを浮かべて言い、ワジの言葉を聞いたエリィはジト目でワジを睨み
「ほう……こうやって正面で見るとさらに可憐さや清楚さがひしひしと感じられるな……ひょっとすればあのマルギレッタと並ぶか……いや、それ以上かもしれんな…………」
「あら♪もしかしてその娘にも手を出そうと思っているのかしら♪」
「まあ、ヴァイスですからありえそうですね……」
「あ、ズルいぞ、局長!?俺も後でナンパしようと思っていたのに!つーか、エルファティシアちゃん達を侍らしている癖にまだ足りないのかよ、アンタは!?」
「………………」
「局長、頼みますから依頼者にまでナンパをするとか、やめてください……それと、ランディも。」
ヴァイスは静かな笑みを浮かべてエリゼを見つめ、ヴァイスの言葉を聞いたエルファティシアはからかいの表情になり、アルは苦笑し、ランディは驚いた後悔しそうな表情でヴァイスを睨み。、リィンは表情を引き攣らせ、ロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
「フフ、随分と賑やかな職場なんですね、兄様。」
ランディ達の反応を見たエリゼはリィンに微笑み
「ああ。……まあ、たまに賑やかすぎて困る事もあるけどな……」
微笑まれたリィンは頷いた後
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