暁 〜小説投稿サイト〜
さぁ、ゲームを始めようか。
I have a question. What's is the me?

[8]前話 前書き
「そういえば、僕・・・誰に似たんだろう・・・?」
考えてみれば、僕は両親や両親の親に似ていない。
兄妹にも従姉弟にも。
家族はみんな、僕のように来るってはいないし、正常だ。
それに、顔も似てない。
「ま、まさか、他の人の子供だったりしないよね・・・?」
成績や生活態度は、僕のほうがよかったのに、親は、僕より妹を可愛がっていた。
携帯だって、与えるものすべてが、僕は妹より下だった。
妹が、彼氏と別れたからって、僕に殴りかかってきたときも、両親は僕を叱った。
妹は、本当に両親のこともで、僕は違う人間の子供?
考えれば考えるほど、そうとしか思えない。
「おい」
そんなことを考えていたとき、僕に声をかけてきた人がいた。
太陽が、僕の目を刺激して、最初は誰だかわからなかった。
でも、この声やこの高い身長には見覚えがあった。
「静雄、さん・・・?」
「よぉ、久しぶりだな」
この人は、平和島静雄さん。
僕の尊敬する、数名の中の一人。
臨也さんを天敵として、いつも喧嘩してる。
いつもは、優しい人だけど、起こると少し怖い。
「そういえば、そうですね。新羅さん方となべしたとき以来ですか」
「だな」
「っつーか、お前がそのカッコしてると少し違和感あんな」
違和感?何のことだろう。
僕はただ、普通に学校の制服を着ているだけだが?
「え?」
「だからよぉ、お前って自分のこと”僕”だろ?女子の癖に」
そういうことか。
僕は自分のことを僕という。
世間一般からすれば、僕は男子が使うと思われている。
だけど、僕は乙女というやつだ。
だからだろうか、女子の格好をしていると、いつも変なやつだと思われる。
ナンパしてきた奴や、学校の奴。
ま、今は仲のいい日と以外には、僕は使わない。
変人に思われたくないし。
「はは・・・小さいころからの癖なんですよ。やっぱり、変ですよね・・・。でも、こんな顔だし、私って、似合わないでしょ?」
「そんなことねぇぞ?俺って言うか、俺らにはいつも僕だろ?だからな、別に変っておもわねぇ」
あぁ、やっぱり・・・いい人なんだな。
怖いとか、強いとかじゃない。
この人は、人を守れるやさしい強さを持ってるんだ。
だから、僕も尊敬するんだろうな。
「そういってもらえて、少し気が楽になりました。ありがとうございます」
「別に、何もしてねぇよ。ってか、さっきの何だよ?」
「き、聞いてたんですか!?」
[8]前話 前書き


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