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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
クラス対抗戦
第13話 決戦!クラス対抗戦 V
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アイツから感じとれたのは恐怖だ。千冬さんですら畏怖させるほどの……
あんな奴では間違っても二度と刃を向けたくは無い……だがそれでは……


≪ズガーン!≫

鈴音『きゃあ!』

箒「??」

何だ一体??もうあの女に一撃喰らわしたのか??
全然見てなかったが…あいつは一体……

≪ドンッ!ドンッ!≫

≪ドカンッ!ズガンッ!≫

鈴音『うわあぁああああ〜〜〜!』

クソッ!私はあいつの背中を見ているしか出来ないのか?
そんなのは嫌だ!なんとしてもあいつの助けになりたい!
……でもどうすればいいのだ?どうすれば……

_______________


簪SIDE



本音「ほえぇ〜。かんちゃん見て見て、ビャッキーすっごく強いね〜〜」

簪「そうだね、私でも驚いちゃうくらい……」

前のオルコットさんとの試合も見てたけど、相変わらず強いなぁ白夜は……
本当にアニメに出て来るヒーローみたいでカッコイイ。オマケにダークヒーローとなれば、悪に染まれど正義感が増してよりカッコ良く……

本音「ほえっ、どうしたのかんちゃん?
もしかして面白くない?」

簪「えっ?そんなことはないよ!
ただ……白夜、とっても強いから…“私も強くなりたいなぁ”って……」

本音「そんなことはないよ。かんちゃんはかんちゃんでとっても強いよ。
だってヤマヤマ先生倒しちゃったんだしさ」

簪「それは…そうだけど……」

前にお姉ちゃんから“強い”って言われたのは嬉しかったけど、白夜にも褒められるのはもっと嬉しい。
さっきの試合、相手が一組副担任の山田先生だった(専用機を持ってるクラス代表が私と白夜と凰さんだけだったからという理由で急遽決まった。)とはいえ、それでもなんの苦も無く倒して、それを試合後に白夜から褒められた時は白夜本人が私だけのヒーローにみえた。私のために頑張ってくれるヒーローに……


白夜「"白夜-薄月夜(うすづきよ)"!」

≪ドンドンッ……グワーーン!≫

鈴音「うわ!うわわわっ??」


試合の続く中白夜は攻撃の手を緩めずに攻撃してるけど、今の私にあるのはその白夜の事だけだった。
だから私は、これからもずっと白夜を応援するね。だって白夜は……

簪「私だけの…素敵なヒーローなんだから……」

_______________


白夜SIDE



白夜「ここまで耐えるとはな、まあセシリアよりはやる方だな。
だがそこまで消耗してどこまで耐えられるかな?」

鈴音「ハァ…ハァ……チッ!」

あれからずっと連撃叩き込んでるが随分と耐えるな……
セシリアに比べたらマシ…いやあの時はW闇夜Wを使ったから仕方ないが……


白夜
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