機動戦艦ナデシコ
1398話
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ルの問い掛けに速攻で反応したのはメイリンだった。
「ちょっと、誰よそれ」
「え? お姉ちゃんしらないの? ほら、ラクス様そっくりの声を持ってるって一時期話題になったじゃない」
「……話題になったかしら?」
どうやらこの様子を見る限りだと、プラントでも知る人ぞ知る的な感じだったのか?
それでもメイリンが知ってるのは、ネットとかに詳しいからか。……ルリとか長谷川辺りと絡ませてみると、少し面白そうな気がするな。
まぁ、普通にハッキングをしようとしても電子精霊を使っている長谷川や、オモイカネという戦力のあるルリにはちょっと勝てないだろうけど。
「そ。とにかくこの後でちょっと会いに行く約束をしてるのよ。そのミーア・キャンベルに」
「へぇ……って、これって実は結構凄い情報なんじゃないですか? あのミーア・キャンベルがシェリルさんと同じライブをやるかもしれないなんて」
「どうかしら。まだはっきりと決まった訳じゃないし、何とも言えないわ。……けど、言っておくけどこの件については秘密よ?」
笑みを浮かべ、そっと片目を閉じながら告げるシェリルは、その手の仕草に慣れているのが俺の目から見ても分かった。
……こういうのって、慣れない奴がやると微妙にみっともない感じになるんだよな。
「あ、はい。分かりました。……お姉ちゃん、どうしよう。凄い秘密を知っちゃったよ?」
「いや、別に凄い秘密って訳でもないでしょ。……それにしても、どうしてラクス様じゃなくて、そのミーア・キャンベルって人なんですか?」
ルナマリアが不思議そうに尋ねてくるが、その辺についての質問は予想出来ていた。
「まぁ、ラクスは今も色々と忙しいしな」
「そう言えばオーブの人と熱愛発覚! とか少し前に見たような……」
ルナマリアの呟きに、俺は1人の男を思う。
キラ……スクープされてるけどいいのか?
いやまぁ、実際にはキラとラクスとフレイはハーレム状態で上手い具合にやっている俺の同士でもあるし。
SEED世界で騒がしくなったら、それこそシャドウミラーに所属すればいいだけだろう。
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