機動戦艦ナデシコ
1398話
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ルナマリアの言葉に、思わず小さく漏らす。
MSパイロットだっていうのは身体の動かし方とかから予想出来ていたが、まさかミネルバ所属の……それもMS隊の隊長とは。
いやまぁ、この世界でも恐らく赤服なんだろうし、シンはオーブ軍のパイロットに、レイはシャドウミラーの実働班にいるのを考えればルナマリアがMS隊の隊長になるのはおかしくない、か? ……にしてもミネルバ、か。
SEED世界でミネルバが開発されているというのは報告書を受け取っていたし、それを見ているので理解していた。
それでもこうして実際に聞けば感慨深いものがある。
そもそもこの世界ではDESTINYは初っぱなからフラグをへし折られまくってるから、今更だろうけど。
スティング、アウル、ステラの3人はシャドウミラー所属になってるし、ザフトの最高評議会議長はアイリーンのままだし、それ以前にオーブが実質的にSEED世界を統治してるし。
その辺を考えれば、ルナマリアがMS隊の隊長になるのはおかしくないか。
「どうしました?」
「いや、ミネルバってのは確かザフトの最新鋭艦だろ? そのMS隊の隊長ってのは凄いと思ってな」
「そ、そうですか?」
俺に褒められたのが余程に意外だったのか、ルナマリアは照れで頬を赤く染めながら笑う。
「で、でも、凄いって言ったらアクセルさんの方が凄いですよ」
うん? 原作だとアスランも呼び捨てだったのに、俺はさん付けなのか?
ああ、でも俺の立場としてはシャドウミラーの代表だ。だとすれば、原作のギルバートと同じなのか? 原作だとギルバートを議長って呼んでたし、その辺を考えればさん付けは妥当か。
「アクセルを基準にしたら、それこそ世界を引っ繰り返すような真似をしないと凄いとは言われなくなるわよ?」
「それは少し言い過ぎじゃないか?」
面白そうな笑みを浮かべて告げてくるシェリルに、少し不満そうにそう返す。
だが、シェリルはそんな俺の言葉に心外そうな表情を浮かべる。
「あら、本当にそう思う? 実際、アクセルがこれまでやってきた事を考えれば、とてもじゃないけどまともとは言えないでしょ?」
「……シェリルさんにこう言われるなんて……」
メイリンが信じられないようなものでも……それこそ珍獣でも見るかのような視線を俺の方へと向けてくる。
いや、それは正直どうよ?
「別にそう言われる程の事はしてないと思うんだけどな」
「あら、そう? イザークとかにその辺聞いてみる? ああ、マリューでもいいかしら」
そう言われると、俺としても少し言葉に詰まる。
俺がSEED世界でやった事はその2人が敵味方として一番良く理解しているからだ。
……一応ムウやナタルといった面々もいるが。
それでも
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