第31話
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バーの中で”影の国”に現れた時には探索も終盤に入っていたからな。ちなみにオリビエもエステル達の知り合いだぞ。」
ロイドに尋ねられたヴァイスは頷いた後答えた。
「オリビエ?」
ヴァイスの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情になり
「オリヴァルト皇子の事だ。……当時はエステル達に自分の身を明かさず、彼女達と共に旅をした事があるらしい。……後で奴の事を知ったエステル達はかなり驚いたそうだぞ?」
「まあ、皇子と一緒に旅をしていたなんて事実、普通の人の感覚でしたら驚いて当然ですね。」
「ハハ、さんざん俺達を驚かせたエステルちゃんをも驚かせるとか中々凄いンすね、その皇子。……そういえばレンの嬢ちゃんが本当に来るとはな……しかもあんな公の場で姿を現すなんて…………」
ロイドの疑問に答えた後説明したヴァイスの話を聞いたアルは納得した様子で頷き、ランディは笑った後真剣な表情になった。
「ハロルドさん達、今回の件でレンちゃんの事を知っちゃったわよね……どうするつもりなのかしら……」
「………………レンの事はハロルドさん達自身の問題だ。俺達は彼らに相談されるまでは見守るしかないよ。……それよりレンの隣にいた皇族の衣装を着た女性がリフィア殿下なんだよな?」
不安そうな表情で呟いたエリィの言葉を聞いたロイドは静かな様子を纏って呟いた後ある事を思い出してリィンに尋ね
「ああ。あの方が現メンフィル皇帝夫妻のシルヴァン陛下とカミーリ皇妃の一人娘にして、リウイ陛下とカーリアン様の孫であるリフィア殿下さ。」
「へえ……あのお姉さんの。……にしてはスタイルや背とか小さいよな?”戦妃”のお姉さんはスタイル抜群なのに。」
ロイドに疑問に答え、説明したリィンの話を聞いたランディは意外そうな表情で言った。
「お、おい、ランディ!」
「貴女、殿下にとって何て失礼な事を言っているのよ……」
ランディの言葉を聞いたロイドは慌て、エリィは呆れ
「……その言葉、絶対に本人の前で言うなよ……殿下にとってスタイルや背の事に関しては禁句なんだからな。噂だと殿下の身体的特徴を口にして、殿下の耳にでも入れば男女関係なく殿下の魔術によって罰せられるって聞いたからな。」
「ぞ〜っ!なんておっかない姫さんなんだよ…………でも、その姫さんの隣にいたメイドさんはよかったよな!清楚な雰囲気をバリバリ出していた上容姿は可憐……ありゃ絶対良い所のお嬢さんだぜ!」
溜息を吐いた後説明したリィンの話を聞いたランディは身体を震わせた後嬉しそうな表情で言った。
「ああ。けど、それを言ったらエリィだってそうじゃないか。」
「も、もうロイドったら……」
ランディの言葉にロイドは口元に笑みを浮かべて頷き、ロイドの言
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