外伝〜それぞれの動き〜
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
した後不敵な笑みを浮かべてメイドを見つめ
「それはこちらも望むところよ。貴女に信頼してもらえればシュバルツァー家もメンフィル皇家や貴族の方々に信頼されるし。」
見つめられたメイドは口元に笑みを浮かべて答えた。
「フフ、余が帝位に着いた時はシュバルツァー家を信頼ある家臣の貴族として宣言するつもりだから安心するがいい。その時になればシュバルツァー家もメンフィル帝国の名門貴族へと成り上がるだろう。」
「それはどうもありがとう。その日が来る事を楽しみにして待っているわ。」
「うむ!………………そう言えばシュバルツァーで思い出したが……お主の兄は”特務支援課”とやらに出向しているのだったな。……まさかその者の報告のおかげで”結社”がクロスベルに潜入している事がわかるとは予想もしていなかったな…………」
「―――――カンパネルラとノバルティス博士か。”見届け役”であるカンパネルラが現れた時点で”輝く環”の件のような事件がクロスベルで起きる事はもはや決定しているだろう。」
そして娘が呟いた言葉を聞いた青年は目を細めて呟き
「…………”幻の至宝”――――”虚ろなる神”ね……………フウ…………クロスベルってつくづく”魔都”としか言いようがないわね。」
少女は複雑そうな表情で呟いた後溜息を吐き
「まったくじゃな。エレボニアとカルバードの動きの件もあるしな…………さて。お前は今のこの状況でどう動くか楽しみにさせてもらうぞ?ヴァイスハイトよ…………」
少女の言葉に頷いた娘は不敵な笑みを浮かべて夜空を見上げた。
〜ジオフロントB区画〜
「―――ウフフ、なるほど。なかなかどうして使いやすい端末じゃないか。」
一方その頃片腕の少年がかつてヨナが使っていた端末を操作していた。
「財団きっての天才SE、ヨナ・セイクリッド少年か。旧式のネットワークとはいえここまでの環境を構築するとはね。”殲滅天使”が捕捉されたっていうのもあながちマグレじゃなさそうだな。」
少年が端末を操作すると端末の画面になんとリベールで暗躍した謎の組織――――”身喰らう蛇”の紋章が現れた!
「”星辰のコード”のインストールを完了……それじゃあ始めようかな。―――位相空間にアクセス。導力ネットの全領域を開始。複数ルートからの侵入経路を確保。第一、第二、第三防壁をクリア……ロジックキーの解除に成功、メイン端末への最終防壁への攻略……」
少年が端末の操作を追えると画面に”MISSION COMPLETE"という文字が現れた!
「フフ、さすが博士が自慢するだけはあるかもね。さてと、お楽しみは取っておくとして仕掛けのネタを漁ろうかな。」
するとその時、警告する画面が出て
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ