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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜それぞれの動き〜
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見つめて言い

「ぬ……余はメンフィルをより良い未来にする為に城の中では学べない事をだな……」

ジト目で見つめられた娘は唸った後答えかけたが

「シルヴァン陛下が帝位を継いだ年齢をとっくに過ぎている上、リウイ陛下達と共に邪龍討伐、リベールの”異変”、そして”影の国”に関わっておいてまだそんな事を言っているの?」

「クッ…………ええい!お主、侍女の癖に遠慮がなさ過ぎじゃぞ!それでも余専属の侍女か!?」

ジト目で言ったメイドの指摘に唸った後メイドを睨んで言ったが

「リウイ陛下やシルヴァン陛下、カミーリ皇妃からは貴女に対して遠慮する必要は一切ないと言われている上貴女に対してある程度無礼な態度や行動をしていいと許可をもらっているし、さらに『首根っこ捕まえてでもリフィアを回収していい』って言われているし。」

「クッ!リウイ達も余計な事ばかりエリゼに吹き込みおって……!」

「リウイ陛下達は貴女やメンフィルの未来を心配して私に言っているのよ?……それに私が初めて貴女に挨拶をした時、貴女自身が私に貴女に遠慮する必要はないと言ったでしょう?」

「むう…………確かにそう言ったが、まさかあれだけ清楚で礼儀正しかったお主がここまで変わるとはな………………」

「私がここまで変わったのは貴女のせいでしょうが……まさか侍女なのに秘書みたいな事をさせられる事になるとは思わなかったわよ…………ハア…………」

メイドの説明を聞いて再び唸った後溜息を吐き、娘の言葉を聞いたメイドは呆れた表情で溜息を吐いて娘を見つめ

「クスクス♪メイドに呼び捨てされ、さらには政務関係もできるメイドを持つ皇女なんてリフィアお姉様ぐらいよ♪」

「フッ………さすがは”聖魔皇女”が認めた専属侍女と言った所か。……随分と肝が座っている。」

少女は小悪魔な笑みを浮かべ、青年は静かな笑みを浮かべてメイドを見つめ

「……リフィアの型破りさに付いて行き、さらにフォローができるようにならないと、リフィアの専属侍女はやって行けませんので。」

見つめられたメイドは疲れた表情で溜息を吐いた。



「クスクス、いいじゃない♪パパも貴女がリフィアお姉様を見張ってくれているおかげで大分手間が省けたってぼやいていたし、貴女自身、”姫将軍”さんから剣術や魔術、政務関係を教えてもらって色々と成長したじゃない♪」

メイドの言葉を聞いた少女は小悪魔な笑みを浮かべてメイドを見つめ

「……まあ、だからこそ余もお主にエステル達のように私的な場では呼び捨てで余の名前を呼ぶ事や、気軽な態度で接する事を許したのだしな。……余の忠実にして優秀なる下僕にして信頼ある友になったからには絶対に手放さないから、覚悟しておけよ?」

娘はメイドの言葉に頷きながら話
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