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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜それぞれの動き〜
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は戦力の確保ね。メヒーシャ達は当然として、”戦妃”についてもチキが本人に交渉すると約束してくれたし、ヴァイスハイト局長やアル警視、ギュランドロス司令達にも手伝ってもらわないとね。後は…………”神殺し”セリカ・シルフィル。彼や彼の従者達もいれば、完璧な布陣になるわね。問題は彼らが手伝ってくれるかどうかだけど…………幸いヴァイスハイト局長が彼らと親しいようだから彼に交渉を頼みましょう。私の持つ情報を聞けば、クロスベルで名を上げたい局長達も私の策に乗るでしょうし………―――”彼ら”の狙いは恐らく明後日の会議の最中。暗殺の方法は空からの侵入、もしくはヘリか飛行艇を使っての銃撃。そして暗殺が失敗した時の逃走経路は爆弾でも仕掛けて、そちらに護衛達の目が行っている間に地下に降り、オルキスタワーの地下と繋がっているジオフロントからの撤退でしょうね…………そうなると……”彼ら”や黒月、赤い星座との戦いに備えて今の内に罠を仕掛けておいた方がいいかもしれないわね…………下手をすればそれぞれの勢力の全構成員と戦う事になるかもしれないし…………今までとは比べものにならないくらいの……2大国とメンフィル帝国をも巻き込んだ大規模な策……必ず成功させないとね…………)

店舗を出たルファディエルは考え込みながら歩いてある場所に向かい、そこで何かの作業をした後支援課のビルに戻って行った………………




〜リベール王国上空・巨大飛行戦艦”グロリアス”〜



「……………………」

赤を基調とした巨大な戦艦の甲板でどこか大人びた雰囲気を纏わせる漆黒を基調としたフリフリドレスを着た菫色の髪の少女は複雑そうな表情で外を見つめていた。

「……ここにいたのか、レン。」

その時二房が付いた変わった帽子をかぶり、高貴な衣装を着た娘が黒髪のメイドと銀髪の青年と共に少女に近づいてきた。

「リフィアお姉様。ちょっと風に当たりたくてね…………」

「…………そうか…………やはりヘイワース夫妻の事が気になるか?」

少女の言葉を聞いた娘は真剣な表情で少女に尋ね

「……まあ、ね。……けど、大丈夫よ。今のレンなら正面を向いてあの人達と話せる。…………メンフィル皇女、レン・H・マーシルンとして。」

尋ねられた少女は複雑そうな表情で答えた後真剣な表情で娘を見つめて言い

「ほう…………この間まで自由気ままな生活をしていた癖に言うようになったではないか。お前もようやく、メンフィル皇女としての自覚が出てきたようだな。」

少女の言葉を聞いた娘は口元に笑みを浮かべた。

「…………その台詞、リフィアが言えるの?頻繁に政務を投げ出した上外出して、挙句の果てには皇女とはとても思えない型破りな行動をするリフィアが。」

するとその時メイドはジト目で娘を
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