第29話
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「そ、それにしても局長もそうだけど、ルファ姉、とんでもない事を推測しているんだな……」
「普通なら絶対に考え付きませんよ、さっきみたいなとんでもない推理……」
ヴァイス達が部屋を出た後ロイドは苦笑しながらルファディエルを見つめ、ノエルは疲れた表情で溜息を吐いて言った。
「フフ、いつも言っているように私はさまざまな可能性を考えているわ…………あ、ロイド。私は今から出かけるから貴方は先に休んでいなさい。」
2人の言葉を聞いたルファディエルは微笑んだ後ロイドに言い
「え……こんな時間からどこに行くんだよ?」
ルファディエルの言葉を聞いたロイドは意外そうな表情で尋ね
「独自に付き合いがある”情報屋”に会いに行くのよ。」
「ええっ!?」
「い、いつの間にそんな方と知り合いに…………」
「さすがはルファディエル姐さんッスね♪」
「フフ、もしかして今の推理に関係しているのかい?」
ルファディエルの答えを聞いたロイドとエリィは驚き、ランディは嬉しそう表情でルファディエルを見つめ、ワジは静かな笑みを浮かべて尋ねたが
「さて……どうかしらね?」
ルファディエルは意味ありげな笑みを浮かべた後部屋を出た。
「い、一体今度は何を考えているんだ、ルファ姉……?(あの笑みは絶対何か考えている笑みだし…………)」
(くかかかっ!どんな楽しい事を考えてやがるんだ〜?)
「クク、まあ奴の事だから間違いなく次の”相手”を嵌める策を練っていると思うぜ。」
ルファディエルが部屋を出た後ロイドは戸惑い、ギレゼルは笑い、セルゲイは口元に笑みを浮かべ
「次の”相手”って……今の推理を聞く限り”赤い星座”や”黒月”……いえ、下手をすればエレボニアやカルバード――――”国”じゃないですか!い、幾らなんでもそれはありえないと思うのですが……」
(……あの方なら”国”すらも嵌めるどころか滅ぼすような策を思いついてもおかしくはあるまい……)
エリィは驚きの表情で呟き、メヒーシャは納得した様子で呟き
「いや、わからないぞ?あのルファディエル姐さんの事だから俺達では想像も付かないようなとんでもない策を考えていそうだぜ?それこそ叔父貴やツァオ達を出し抜けるような。つーか、ルファディエル姐さんなら二大国をも嵌める策を考えているんじゃねえか?」
(クク……さ〜て…………どんな面白く、そして黒い策になるのか、楽しみにさせてもらうよ?)
ランディは嬉しそう表情で呟き、エルンストは不敵な笑みを浮かべ
「しかもそこにあの局長達が加わればどうなるか…………フフ、彼らが何をするのか楽しみになってきたね。」
「わ、笑いごとじゃないよ、ワジ君……局長は司令達とも仲がいいから、下手した
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