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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第27話
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ごめんなさい。せっかくティオちゃんがまた連絡してくれたのに。」

通信相手―――ティオの言葉にエリィは申し訳なさそうな表情で答えた。

「……いえ。話が聞けてよかったです。とりあえず、今日はこれで。また連絡させてもらいます。」

「ええ、わかったわ。」

「ティオ、またねー!」

「その……あんまり心配しないでね?」

「はい、失礼します。」

そしてエリィ達はティオとの通信を終えた。

「ふう……ロイド達……本当に大丈夫かしら。」

「相手が相手だけにさすがに心配ですね……」

「まあ、相手は何といってもあの”赤い星座”だからな…………」

「う〜ん、さすがに心配しすぎだと思うわよ?ロイド達にも一応心強い護衛―――ルファディエル達がいるのだから。」

通信を終えたエリィ達はそれぞれ話しあっっていた。するとその時

「おー、帰ったぞ。」

「ただいま帰りました。」

「やっと、帰って来れたか……」

セルゲイ達の声が聞こえ

「あ、かちょー達だ!」

声を聞いたキーアがエリィ達と共に声が聞こえた方向を見つめるとセルゲイやアル、ヴァイスがビル内に入って来た。

「課長……!それに局長達も……!」

「ちょうどいい時に帰ってきましたね……」

「お、お疲れ様です。」

「随分、長引いたのね。」

セルゲイ達を見たエリィとリィンは明るい表情をし、ノエルとエルファティシアは声をかけた。

「遅くなった。状況は変わっていないか?」

「ええ、先程連絡した時のままで……」

「……あたし達も店の近くで待機した方がいいんでしょうか?」

自分達に近づいて尋ねたセルゲイの言葉にエリィは頷き、ノエルは尋ねた。

「ま、そう心配すんな。”ノイエ=ブラン”周辺には一課の監視も入ってるからな。」

「あ……!」

「そ、そうだったんですか。」

「ただ、連中がその気になれば監視の目も潰されるかもしれん。……とにかく今夜は連中(あいつら)の帰りを待つしかねぇだろ。」

「フッ……それにしても話に聞いた時に思ったがロイドも中々大胆な事をする。クッ……もう少し早く会議が終わっていれば俺も付いていったものを……!」

「きょ、局長……!」

「無茶苦茶な事をしているとはいえ、仮にも貴方は警察(おれたち)のトップなんですからそんな危険行為は止めて下さいよ……万が一の事があったらどうするつもりですか……ただでさえ、貴方はエレボニア、カルバードの両政府から厄介者扱いされて睨まれている存在なんですから…………」

「そうですよ!」

口元に笑みを浮かべて言った後悔しそうな表情で言ったヴァイスの言葉を聞いたエリィは冷や汗をかき、セルゲイは疲れた表情で溜息を吐
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