第27話
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ら夜更かししないで寝るんだぞ?」
「うんっ!行ってらっしゃい!」
「クソ、どうしてこんな事に……」
次々と話が勝手に進んで行くのを見たランディは溜息を吐き
「ま、腹を括るしかないんじゃない?」
ランディの様子を見たワジは口元に笑みを浮かべて言った。その後ロイド達はシャーリィの先導によって中央広場に停車しているリムジン車に近づいた。
「これは……」
「たしかラインフォルト社の防弾リムジンだっけ?」
リムジンを見たロイドは驚き、ワジは尋ね
「フン、さっそくこんな代物まで買ったのか。さすがに景気がいいじゃねぇか?」
ランディは鼻を鳴らした後口元に笑みを浮かべてシャーリィを見つめた。
「あはは、おかげさまでガッポリ稼いでるからねぇ。」
ランディの言葉にシャーリィが答えたその時、リムジンの扉からスーツ姿のサングラスをかけた男が出てきた。
「シャーリィ様、お疲れ様です。それと若―――ご無沙汰しておりました。」
「ガレス……久しぶりだな。それはともかく、さすがに若ってのはよせよ。」
男―――猟兵の一人、ガレスに言われたランディは答えた後溜息を吐いた。
「……バルデル様の件、お聞きになったかと思います。本当に惜しい方を……心よりお悔やみを申し上げます。」
「……ああ。」
「湿っぽい話はナシナシ!今夜はパーッと行くんだから!ささ、乗って!お兄さんたちも早く早く!」
「ああ……それじゃあ遠慮なく。」
「フフ、お邪魔するよ。」
そしてロイド達はリムジンに乗り込み、ガレスも乗り込んだ後運転を始めた。
「フフ、さすが豪華だねぇ。猟兵団ってのはそんなに儲かるのかい?」
「うーん、ウチは特別かな?資産家や大貴族のお得意様も多いし、1千万ミラとか普通に入ってくるよ。」
「ヒュウ♪」
シャーリィの話を聞いたワジは口笛を吹き
「そんなに……」
「……トップクラスの猟兵を抱えたらそれなりに維持費もかかるしな。当然、武装は最新のものばかり―――そろそろ飛行船でも手に入れたかよ?」
ロイドは驚き、ランディは頷いて答えた後目を細めてシャーリィを睨んで尋ねた。
「あはは、それはまだ。やっぱり頑丈さだとリベールの軍用艇がいいんだけどなかなか裏に流れないからねぇ。ま、いざとなったら潜入して奪っちゃうって手もあるんだけど♪」
(……冗談だよな?)
(ま、そういう事にしとけ。)
笑顔で言ったシャーリィの言葉を聞いたロイドは冷や汗をかいてランディに尋ね、尋ねられたランディは溜息を吐いて言った。一方その頃、エリィは端末である人物と通信をしていた。
「そうですか………そんな事に。」
「ええ……
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