第27話
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ーリィを見つめ
「……!」
「っ…………」
(あっははははっ!中々良い殺気じゃないか!さすがはあたいが見込んだ男だ!)
ランディの様子を見たロイドは表情を厳しくし、エリィは不安そうな表情をし、エルンストは笑った後凶悪な笑みを浮かべた。
「あはは、わかった。少なくともこのビルを爆破するのは止めておくよ。あ、モチロン冗談だからね?」
(な、なんて会話……)
(こりゃ、心臓に悪いね。)
笑っている様子のシャーリィを見たノエルは溜息を吐き、ワジは真剣な表情で呟いた。
「―――ま、そういう事だから叔父貴んトコに顔を出してくる。今夜中に戻るからあんま心配しないでくれや。」
「で、でも……!」
「さすがに危ないんじゃ……!」
ランディの言葉を聞いたエリィとノエルが不安そうな表情で声をかけたその時
「―――なあ、ランディ。だったら俺も挨拶に伺っていいかな?」
ロイドが信じられない提案をした。
「!?」
「ええっ!?」
「ロ、ロイドさん……!?」
「一応、支援課のリーダーとして同僚の身内に挨拶するのは礼儀だろうからな。それに高級クラブなんていい社会勉強になりそうだし。」
仲間達が驚いている中ロイドは仲間達に説明した。
「へぇ……面白いね、お兄さん。いいじゃんいいじゃん、せっかくだから付いてきなよ♪」
一方話を聞いていたシャーリィは興味深そうな表情をした後笑顔で言い
「フフ、だったら僕もご一緒させてもらおうかな。高級クラブ”ノイエ=ブラン”……一度遊んでみたかったんだよね。」
ワジは静かな笑みを浮かべて言った。
「キレイなお兄さんもどうぞ!あれ……ひょっとしてお姉さん?」
「フフ、一応お兄さんってことになっているみたいだけど?」
シャーリィの疑問にワジが笑顔で答えたその時
「だあああっ!なに考えてんだお前ら!?シャーリィ、お前も勝手に話を進めんじゃねえ!」
ランディは声を上げた後シャーリィを睨んで指摘した。
「まあまあ。車で送り迎えするからさ。そうだ、お姉さん達も来る?あ、でもその子と狼はさすがに連れていけないなぁ。」
「―――エリィ、ノエル、リィン、エルファティシアさん。夕食はキーアと済ませてくれ。それと課長と局長達に一応、連絡を。ツァイトは課長達が戻るまでここの守りをよろしく頼む。」
「ウォン。」
「で、でも……!……わかった。留守の方は任せて。」
「……気を付けて下さい!」
「こっちの方は俺達で守っているよ。」
「……ま、頑張ってきなさい。」
「ねえねえ、ロイド。どこかに出かけるのー?」
「ああ、ランディ達とちょっと出かけて来るよ。遅くなるかもしれないか
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