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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第27話
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を睨み、リィンは真剣な表情でシャーリィを見つめていた。

「ふふっ、心配しなくてもトラップとかは仕掛けてないよ。ランディ兄一人だったら、そんなお遊びもアリだったけど。”戦争中”でもない限り、一般人は巻き込みたくないからね。」

「っ…………」

「まさに遊撃士とは正反対の存在ね……」

そしてシャーリィの言葉を聞いたエリィは唇を噛みしめ、エルファティシアは目を細めてシャーリィを見つめ

「ほえ〜………」

キーアは呆け

「ふう……こりゃまた過激な子だねぇ。」

ワジは溜息を吐いた。



「……―――君。シャーリィといったか。改めて……支援課のロイド・バニングスだ。」

「あ、どもども。こないだはゴメンねー?つい耳たぶ噛んじゃってさ〜。」

「……それはともかく。ここはクロスベル警察の分室で君の座っているそのソファーも公費で賄われたものだ。トラップだの巻き込むだの……子供の前で不用意な発言は控えてもらおうか?」

「あはは、ゴメンゴメン。つい懐かしかったからお兄にジャレつきたくってさ〜。」

「……フン。お前が俺になつくタマか。大方、叔父貴の使いで俺を呼びに来たんだろうが?」

ロイドに睨まれ、無邪気に笑って答えたシャーリィの言葉を聞いたランディは鼻を鳴らした後目を細めてシャーリィを見つめて尋ねた。

「え……!」

「それって……」

「ふふっ、正解。」

ランディの言葉を聞いたロイドとエリィは驚き、シャーリィは頷いた後立ち上がった。

「パパが言ってたでしょ?いずれ話があるって。明日から忙しくなりそうだし。今晩あたりはどうかだってさ。あ、別に断ってもいいけど?」

「ハッ、断った場合でも”手段”を選ばねぇってんだろ?お見通しなんだよ。……お前らのやり方は。」

「ふふっ。調子が戻ってきたみたいだね。パパは”ノイエ=ブラン”で先にやってるけど、どうする?」

「フン、いいだろう。みんな、悪いが夕食は俺抜きで―――」

シャーリィの言葉に頷いたランディがロイド達に言いかけたその時

「ねえねえ、ランディ。このお姉ちゃん、ひょっとして悪いヒト―?」

キーアが真剣な表情でランディに尋ねた。

「ちょ、キーア!」

「キーアちゃん、下がって……!」

キーアの言葉を聞いたロイドとエリィは声を上げてキーアをシャーリィから距離を離した。

「悪いヒトは酷いなぁ。ていうか何その子!?メチャクチャ可愛くない!?」

一方シャーリィは溜息を吐いた後興味深そうな表情でキーアを見つめ

「んー?」

見つめられたキーアは首を傾げ

「ウチで預かってる子でな。―――手を出したら殺すぞ?」

ランディは静かに答えた後凶悪な笑みを浮かべてシャ
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