第27話
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を睨み、リィンは真剣な表情でシャーリィを見つめていた。
「ふふっ、心配しなくてもトラップとかは仕掛けてないよ。ランディ兄一人だったら、そんなお遊びもアリだったけど。”戦争中”でもない限り、一般人は巻き込みたくないからね。」
「っ…………」
「まさに遊撃士とは正反対の存在ね……」
そしてシャーリィの言葉を聞いたエリィは唇を噛みしめ、エルファティシアは目を細めてシャーリィを見つめ
「ほえ〜………」
キーアは呆け
「ふう……こりゃまた過激な子だねぇ。」
ワジは溜息を吐いた。
「……―――君。シャーリィといったか。改めて……支援課のロイド・バニングスだ。」
「あ、どもども。こないだはゴメンねー?つい耳たぶ噛んじゃってさ〜。」
「……それはともかく。ここはクロスベル警察の分室で君の座っているそのソファーも公費で賄われたものだ。トラップだの巻き込むだの……子供の前で不用意な発言は控えてもらおうか?」
「あはは、ゴメンゴメン。つい懐かしかったからお兄にジャレつきたくってさ〜。」
「……フン。お前が俺になつくタマか。大方、叔父貴の使いで俺を呼びに来たんだろうが?」
ロイドに睨まれ、無邪気に笑って答えたシャーリィの言葉を聞いたランディは鼻を鳴らした後目を細めてシャーリィを見つめて尋ねた。
「え……!」
「それって……」
「ふふっ、正解。」
ランディの言葉を聞いたロイドとエリィは驚き、シャーリィは頷いた後立ち上がった。
「パパが言ってたでしょ?いずれ話があるって。明日から忙しくなりそうだし。今晩あたりはどうかだってさ。あ、別に断ってもいいけど?」
「ハッ、断った場合でも”手段”を選ばねぇってんだろ?お見通しなんだよ。……お前らのやり方は。」
「ふふっ。調子が戻ってきたみたいだね。パパは”ノイエ=ブラン”で先にやってるけど、どうする?」
「フン、いいだろう。みんな、悪いが夕食は俺抜きで―――」
シャーリィの言葉に頷いたランディがロイド達に言いかけたその時
「ねえねえ、ランディ。このお姉ちゃん、ひょっとして悪いヒト―?」
キーアが真剣な表情でランディに尋ねた。
「ちょ、キーア!」
「キーアちゃん、下がって……!」
キーアの言葉を聞いたロイドとエリィは声を上げてキーアをシャーリィから距離を離した。
「悪いヒトは酷いなぁ。ていうか何その子!?メチャクチャ可愛くない!?」
一方シャーリィは溜息を吐いた後興味深そうな表情でキーアを見つめ
「んー?」
見つめられたキーアは首を傾げ
「ウチで預かってる子でな。―――手を出したら殺すぞ?」
ランディは静かに答えた後凶悪な笑みを浮かべてシャ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ