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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第27話
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向かって行った。



「ふう、さすがに腹が減ったな。そういや課長や局長達は、今夜は遅くなるんだったよな?」

「ああ、明日の除幕式の段取りが長引いてるみたいだからな。」

「ふふ、だったら今日は外食で済ませるのもいいかもしれないわね。」

「あ、たまにはいいですね。」

「すると、レストランか龍老飯店あたりになるかな?」

「フフ、そういえばこのメンバーになってまだ外食はしていないわね。」

「……少し、楽しみだな。クロスベルは様々な国の料理が食べられるし。」

「ああ、荷物を置いたらみんなで出かけようか――――」

ビルの近くまでロイド達は話し合い、ビルの近くで立ち止まったその時

「グルルルル……」

ツァイトがビルの入り口を睨んで唸っていた。

「ツァイト?」

「どうしたの?」

ツァイトの様子を見たロイドとエリィは不思議そうな表情をし

「んー、なんかお客さんが来てるって言ってるよー?」

キーアが不思議そうな表情で言った。

「お客さん?」

「こんな夜に一体誰だろう?」

キーアの言葉を聞いたロイドとリィンは不思議そうな表情をし

「…………………」

ランディは目を細めて入口を睨んだ後ビルの中に入って行った。

「ランディ?」

「……とにかく入ろうか。」

そしてロイド達もランディの後を追って行った。



〜特務支援課〜



ロイド達がビルの中に入るとソファーにくつろいでいる赤毛の少女をランディは睨んでいた。

「な……!」

「ランディの従妹の……」

状況を見たロイド達は驚き

「えへへ、どもども。シャーリィ・オルランドでーす。遅かったねー。待ちくたびれちゃったよ。」

一方少女―――シャーリィは驚いているロイド達に無邪気な笑顔を見せた。

「……お前……一体、何しに来やがった……?」

「あ、つれないなー。ランディ兄は。2年ぶりの可愛いイトコに素っ気なさすぎるんじゃないの?」

「いいから答えろ……何しに来やがった。いや――――ここで何をしていた?」

目を細めたランディがシャーリィに尋ねたその時

「ふふっ……――ぬるいね、ランディ兄。対人トラップを仕掛けてたら入った瞬間に挽肉になってたよ?いつからそんなに腰抜けになっちゃったのさー?」

シャーリィは不敵な笑みを浮かべて尋ねた。

「………………………」

「あ、貴女…………」

「いきなり何を……!」

(この歳でそんな事を考えるなんて…………さすがはあの”赤い星座”に所属している事はあるな……)

シャーリィに尋ねられたランディは目を細めてシャーリィを睨み、エリィとノエルは厳しい表情でシャーリィ
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