第27話
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3日間を何事もなく乗り切るためにな。」
「了解しました……!」
「何か判明したらすぐにお知らせします。」
その後、ツァイトと共にキーアとシズクがギルドに戻って来た。ロイド達は、父娘水入らずで夕食に行くというアリオスたちに別れを告げて支援課に戻る事にした。
〜夜・中央広場〜
「そういえば、明日はシズクちゃんとデパートの屋上に行くんだったっけ?」
「うんっ!じょまくしき、だっけ?いっしょに見ようってヤクソクしたのー。」
「ふふっ、そうなんだ。以前ならともかく今のシズクちゃんなら、見る事も可能ね。」
「うんっ!楽しみだって言ってたよ〜!シズク、『こんな楽しみを手に入れられたのも、みんなティア様のおかげ』って嬉しそうに言ってたよー!」
「そっか……」
「……よかったよな。あの子の目がある程度見えるようになって。」
「……俺達の世界で盲目を治すなんて信じられないような治療だしな。」
「フフ、初めて教団事件が役に立ったかもしれないわね。そのおかげでイーリュンの高位司祭がクロスベルに留まる事ができたのだから。」
嬉しそうに話すキーアの話を聞いたロイドとランディは口元に笑みを浮かべ、リィンとエルファティシアは静かな笑みを浮かべて言った。
「ねえねえ、ランディ―。さっきから元気ないねー?」
一方ランディの顔を見たキーアは心配そうな表情で見つめ
「ハハ、そんな事ねぇって。シャキーン、ホレ見ろ!いつも通りのクールでハンサムなナイスガイだろ?」
見つめられたランディはわざとらしいポーズをとって笑顔でキーアを見つめた。
「ないすがいー?」
「先輩、ナイスガイはさすがに死語なんじゃ………」
「フフ、空元気も元気のうちってことかな?」
ランディの言葉にキーアは首を傾げ、ノエルは苦笑し、ワジは口元に笑みを浮かべて言った。
「ええい!混ぜっ返すな、後輩ども。」
そして2人の言葉を聞いたランディは突っ込んだ。
「ハハ……でもランディ、あまり一人で思いつめないでくれよな?」
「そうね、こういう時のために私達がいるんだから……くれぐれも自分だけで何とかしようと思わないでね?」
「ハハ、わかってるって。――――ただまあ一応、俺の身内でもある連中だ。一応、腹を割って話してみようとは思ってる。」
「それは……」
「……危険じゃないのか?」
ランディの提案を聞いたエリィは不安そうな表情をし、ロイドは真剣な表情で尋ねた。
「ま、勝手知ったるヤツだ。しかし叔父貴のヤツ、話があるとか抜かしながら全然、音沙汰がねぇんだよな。」
「ああ、昼に訪ねてみた時も不在だったみたいだしな……」
そしてロイド達は支援課のビルに
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