第2話
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部の外れにある島だったな。」
「ラマール州の沖合いにある遺跡で有名な島だったはずだ。しかし――――」
メンバー表と実習地を確認したエリオットは目を丸くし、マキアスの話にラウラは頷いた後考え込み
「……………………」
(ま、まさかとは思うけど……ううっ、ようやくユーシスさんとマキアスさんが和解した矢先に……というかどうして私の班ばかり……)
フィーはラウラから視線を外して黙り込み、その様子に気付いたエマは表情を引き攣らせた後疲れた表情で溜息を吐いた。
「―――”ノルド高原”。確か帝国北東の先の方だったわよね?」
「ええ、ルーレ市の先……国境地帯の向こうになるわね。」
「古くより遊牧民が住む高地として知られる場所だな。」
一方レンの疑問にアリサとユーシスはそれぞれ答え
「あ、それって確か……」
「ガイウスの故郷だったよな?」
実習地がガイウスの故郷である事に気付いたエリオットは目を丸くし、リィンはガイウスに視線を向け
「ああ、そうだ。A班には高原の集落にあるオレの実家に泊まってもらう。よろしくな―――リィン、アリサ、ユーシス、レン。」
視線を向けられたガイウスは頷いて説明した。
そしてレンにとって初めての”特別実習日”が来た―――――!
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