第2話
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なみに最近になるけど”アルゼイド流”の剣技も習って、子爵さんから”免許皆伝”って言われたわよ♪」
「ええっ!?と言う事は………」
「!?父上がそなたに”アルゼイド流”の”免許皆伝”を認めたというのは本当なのか……!?それに一体いつ父上にアルゼイドの剣を指導してもらったのだ……!?私が知る限り、私がトールズに入学するまでそなたをレグラムで見た事はないぞ……!?」
レンの答えを聞いてある事を察して驚いたエマはラウラを見つめ、ラウラは信じられない表情で声をあげてレンに問いかけた。
「クスクス、それについてはレンに聞くよりラウラお姉さんのパパである子爵さんに直接聞いた方が早くて信憑性があると思うわよ♪」
「……肝心な所をはぐらかせるのが得意なのも相変わらずだね。というかパトリック達との模擬戦の時に何で得物を使わなかったの?得物を使った方がもっと早くパトリック達を制圧して、”力の違い”を思い知らせたと思うのだけど。」
ラウラの問いかけを笑顔で誤魔化すレンの様子に呆れた表情をしたフィーはある事をレンに訊ねた。
「や〜ね♪そんなの勿論パトリックお兄さん達がレンに勝つ為にたくさん努力して無手のレンとまともに戦えるようになった時に得物を使ったレンが再び圧倒的な強さでパトリックお兄さん達を制圧したら、絶望するかもしくは心が完全に折れてレンに逆らう気概を失くすだろうから、そっちの方が面白いでしょう?」
笑顔を浮かべて答えたレンのとんでもない答えを聞いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「あ、悪趣味………」
「幾ら何でもそれはさすがにパトリック達が可哀想だろ………」
「フン……貴族嫌いのこいつにまで同情されるとはあの小者達が相当憐れな証拠だな。」
「………………」
我に返ったアリサはジト目でレンを見つめ、疲れた表情で呟いたマキアスの指摘を聞いたユーシスは鼻を鳴らしてこの場にはいないパトリック達を憐れみ、ラウラは厳しい表情でレンを睨んでいた。するとその時立ち上がったサラ教官が手を叩いて自分に注目させた。
「今回の実技テストは以上。それじゃ、さっそく今月の”実習地”を発表するわよ。」
「そ、そうでしたね……」
「今月はどこかな。」
「さ、受け取ってちょうだい。」
そしてサラ教官はリィン達に”特別実習”のメンバー表を配った。
6月特別実習
A班:リィン、アリサ、ユーシス、ガイウス、レン
(実習地:ノルド高原)
B班:マキアス、エリオット、ラウラ、エマ、フィー
(実習地:ブリオニア島)
「これって……」
「”ブリオニア島”は確か……帝国南
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