第2話
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のに。」
「フィ、フィーちゃん、言い過ぎですよ。」
ユーシスは驚きの表情で叫び、フィーは呆れた表情でサラ教官に指摘し、エマは冷や汗をかいてフィーに指摘した。
「そこ、うっさいわね!あ〜、もう!これだからレンがウチのクラスに来るのは正直勘弁して欲しかったのよ〜!実力が拮抗している生徒なんてやりにくいったらありゃしない!」
「クスクス、実力が拮抗しているって言っているけどサラお姉さんはレンに負けちゃったわよ♪」
ユーシスとフィーを睨んで声を上げたサラ教官は地面に寝転がって空を睨んで疲れた表情で声を上げ、その様子をレンは面白そうに見守りながら指摘した。
「ぐっ……!今日のあたしは本調子じゃなかったから、負けただけよ!」
そしてレンの指摘に唸り声をあげた後すぐに反論したサラ教官の言葉を聞いたリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
(どう考えても本調子で本気で戦ったようにしか見えなかったよね……?)
(フン、負け犬の遠吠えとは見苦しい。)
(しっ!聞こえたら不味いぞ……!)
エリオットとユーシスの小声を聞いたマキアスは小声で指摘したが
「聞こえているわよ!エリオット、ユーシス、マキアスの3人は次の授業の時に次の”特別実習”でのおさらいの意味も込めてあたし自らが特別に相手をする模擬戦をするから、ありがたく思いなさい!」
「ええっ!?」
「か、勘弁してくださいよ!」
「おい……!貴様のせいで俺達まで教官と模擬戦をする羽目になっただろうが!?」
「ま、まあまあ……」
サラ教官に睨まれて次の授業でサラ教官と自分達が模擬戦をする羽目になった事を伝えられると表情を青褪めさせ、ユーシスはレンを睨み、その様子を見たエマは冷や汗をかいて諫めようとした。
「ハハ……まさかあの”小剣聖”とこんな形で会う事になるなんて、思わなかったよ。」
するとその時リィンは苦笑しながらレンを見つめて声をかけた。
「リィン?もしかしてレンの事を知っているの?」
「ああ………老師から聞いた事がある。―――若干9歳で僅か1ヵ月で八葉一刀流”二の型”の奥義皆伝を極め、更に自分自身で一刀流である八葉の剣技を二刀流用の剣技へと編み出し、老師が彼女の才能を”鬼才”と称した史上初の女性の剣聖にして最年少剣聖――――”小剣聖”。それが彼女だ。」
「ええっ!?きゅ、9歳で、しかもたった1ヵ月でリィンが使っている剣技を極めたの!?」
「しかも自分で二刀流用の剣技へと編み出したって、普通に考えたらありえなくないか!?」
アリサの質問に答えたリィンの説明を聞いたエリオットとマキアスは信じられない表情で声を上げた。
「うふふ、レンは”真の天才”だもの♪ち
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