第2話・突然の電話と俺の断る理由
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
それは、突然の話だった。
「剣谷龍哉君。貴方は、我が音ノ木坂高校の男女共学化の試験生として、本校に入学してもらいます。」
「...は?」
(え?何?あの音ノ木坂に?入学?俺が?あそこ女子高だよな?は?待て待て待て待て)
はァァァァァァッ!?
ちょっと待て!話が全く理解できねぇよ!理解不能!理解不能!アアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ((
(待て俺!冷静になれ!とりあえず今のは聞き間違いだ!落ち着け龍哉のアホ!とりあえず聞き返せ!)
とりあえず心の中で俺の謎の混沌状態を抑えて、聞き返す事にした。
「...サーセン、もう一度オナシャス」
とりあえず冷静になれ。もしこの話が本当だったら間を開けず超速攻で断って切る。違ってたら切る。どっちにしろ切る。これを見てるお前ら。これが剣谷流電話テクニックDA☆...え?何で断るかって?だって面倒臭ぇし、女子高に男子投入とか絶対白い目で見られる。それに何より...怖いんだよ。
...
あの時みたいな事になったりしたら、面倒になるし、
....
もしあの野郎みたいな奴、或いは本人がいたら、俺は、また..................
___ああ、考えるだけで嫌気が刺してくる。
とりあえず、俺は何があっても音ノ木坂高校には入らねぇ。いや、俺はどこの高校にも入んねぇ。絶対に認めたくねぇ。
...つーか理事長の返事遅ぇな。何があったし。こちとら早くス○5の続きやりてぇんだよ。まぁKO○13も捨てがたいけど。ラ○フ強いし。
そんな風に、また雑念に近い何かが脳内で暴れ始めた時、理事長からの返事が来た。
「...ごめん、少し娘と話してたら遅くなっちゃった。」
...は?電話のマナー知らねぇのかコイツは。面倒だな。というか理事長に娘いんのか。
....ん?待てよ。そういや理事長の名字は南だよな。
...
___南さんの娘?.....いや待て。何であいつを思い出すんだ。
「えーと...それでさっきは何を言おうとしていたの?」
...あ、そういや電話してたな。忘れてた。俺って一度物事考え出すと止まんなくなるのな。悪い癖だな。
「...いや、先程言ってた事がよく聞き取れなかったんで、もう一度言ってほしいな...と思いまして。」
「あぁ、はい。」
理事長が、呆れた様な口調で言う。
「...それじゃもう一度言います。剣谷龍哉君。あなたは本校、音ノ木坂高校の共学化試験生として、入学して貰う事にしました。」
...はい事実だな。畜生面倒臭い。まぁとりあえずこういう時に取るべき行動は只一つだ。本心を晒し、事実を言えばいい。そうだろ?
こんなの断るに決まってんだろうが。
「...すみません。俺そういうの嫌なんで、お断りします。そ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ