第2話・突然の電話と俺の断る理由
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んじゃ失礼しました。」
そう言って本心を出した俺は、とりあえずスマホの通話終了ボタンを押す。そして、再び掛けられない様に、スマホの電源も切り、充電器に置いた。
「...よし。KO○13やるか。」
俺はそう言いながら、再びゲームを始めた。
___理事長side
「...困ったわね...」
私、南 雛子は、そう言いながら、スマホを片手に、自分のベッドへ倒れ込んだ。その時
....
「お母さん!龍哉くんの件どうなったの?」
そう言いながら、一人の少女が私の部屋に顔を覗かせた。
「...駄目だったわ。全く動じそうも無かった。」
そう私は言うと、その少女は、少し残念そうな顔をした。
「声だけでも、昔とは雰囲気が違っていたわね。...何と言うか、あらゆる物を嫌う様なオーラ。そんな風な物が、電話越しでもはっきりと伝わったわ。」
「そっか.....
...龍哉君、ことり達の事覚えてるかなぁ...」
そう言ったその少女、南ことりは、とても残念そうな表情をした。
今の音ノ木坂高校は、近くの高校の発展により、少しずつ人数が減少してきている。このままだと廃校になってもおかしくはないこの状況を変えるには、男女共学化という道が最善策なのかもしれない。だから龍哉君に電話をした。けれど、応じてくれなかった。
「どうすればいいのかしら...」
そんな事を考えていた雛子は、脳内で幾つもの策を練り始めた。
...
(彼なら、いや、もしも昔の彼の様に戻ってくれたなら、きっと音ノ木坂の人数減少も少しは止めてくれる様な戦力になってくれる筈...!だから何としても入れないと...)
そう考えながら、思考回路をフル回転させた時、彼女は、一つの事実をこ思い出した。
「...そういえば、彼の家は、この家のお向かいだった筈よね...
...もう手段は選ばずに、これで行くしかない様ね。」
そう心の中で何らかの決心をした彼女は、とある服に着替え始めた。 ___そう、理事長として音ノ木坂に居る時に、常に着ているあの服に着替え始めたのである。
龍哉side___
「やっぱアルバト○オン強ぇな。スネ夫野郎の癖に」
現在俺はモン○ンのアルバト○オン、通称「ス●夫」とガチタイマンをしている。しかも相手はG級個体、つまり3Gイベクエ限定のアレである。
「そういや俺がまともにゲーマー化したのは不登校して格闘技辞めた時辺りからだったっけな...まぁ考えても仕方ねぇな。というかさっきから同じ様な言葉何回も言ってる希ガs「ピンポーン」....あ゙?」
そう、インターホンが突然鳴ったのだ。普段はA○azonの社員ぐらいしかピンポン鳴らさねぇ筈だが今日届く品は無かった筈だ。なら辿り着く答えは只一つだろ。
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