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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜新教授の依頼〜前篇
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た後ジト目でロイドを見つめ、エルファティシアはからかいの表情でロイドを見つめた。

「い、意味わかんないから………それとエルファティシアさん、不穏な事を言わないくださいよ……」

エリィとエルファティシアの言葉を聞いたロイドは溜息を吐いて言った。

「ふふ……あ、そういえばつい話し込んじゃったけど……今日は何の用で病院に来たんだったかしら?」

「あ……そうだった……コホン、実は……セイランド教授っていう人から支援課に依頼が来てたんだ。」

「確か、薬学・神経科の後任の方が来られたんでしたね。」

「ええ、そうなの。ヨアヒム先生が得体のしれない薬を作っていた事が公表されて、病院は一時騒然としていたわ。教授達はしばらく、仕事の傍らアフターケアに奔走していたけど……最近になって、ようやく患者さんの信頼を取り戻せてきたの。」

「そりゃあ……大変だったッスね。」

「ふふ……おかげさまで何とかなったわね。あの事件の傷跡も癒えて来て、ようやくウルスラ病院は新しい一歩を踏み出したわ。その一環として、新しくレミフェリアから呼ばれたのがセイランド教授なの。」

「あの有名な医療機器メーカー、セイランド社の関係者……ですね?」

「ええ、創業者の親戚筋にあたるはずよ。女性の方なんだけど、雰囲気が凛としていてとってもかっこいいんだから。」

「おお、女医センセイッつか!こりゃあ期待大だぜェ!」

セシルの話を聞いたランディは興奮し

「ふ、雰囲気はともかく……なるほど、今度は身元もばっちり保証されてるわけだね。」

「フム、教授というからには、腕も確かなのかな?」

ロイドは頷いた後安心した表情になり、ワジは尋ねた。

「レミフェリアでも有名な薬学・神経科の研究者みたい。ついこの間も、重い病気で入院していたミハイル君の手術も見事に成功させたのよ。今は、シズクちゃんの視力を完全に戻す手術に向けて準備を進めているのよね。」

「シズクちゃんの……!」

「そうか……確かに凄い先生みたいだね。そのセイランド教授だけど……今、どこにいるかわかるかな?」

セシルの話を聞いたエリィは驚き、ロイドは頷いた後尋ねた。

「ええ、たいてい研究棟の研究室にこもってるわ。受付でセラさんに言えば、取り次いでもらえると思う。ふふ、せっかくだからそこまで一緒に行きましょう。」

「ああ、助かるよ。……それじゃあ行くとしようか。」

その後ロイド達はセシルと共に受付に向かった後受付に依頼者であるセイランド教授に面会を頼んだ。



「……はい………はい、そうです。……それでは、よろしくお願いします。セイランド教授にも確認がとれました。すぐに、研究棟の部屋に来るようにとのことです。」

通信を終えた受付は元
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