外伝〜ベルガード門の警備隊演習の参加要請〜前篇
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君達を鍛えて欲しいと頼まれているし。」
ロイド達の反応を見たルイーネは微笑みながら答え
「そう。フフ、後でヴァイスハイトにはお礼をしなくっちゃね♪」
ルイーネの話を聞いたエルファティシアは頷いた後口元に笑みを浮かべ
「テスト……ですか?」
「フフ、察するに司令殿と戦う前の前哨戦ってヤツかい?」
リィンは不思議そうな表情をし、ワジは静かな笑みを浮かべて尋ねた。
「おうよ!……この演習はお前達に経験を積ませる事となると同時にパティ達が鍛え上げた警備隊員達の力を試す演習にもなる。当然、受けるよな?」
「…………はい。みんな、いいよな?」
ギュランドロスの言葉に頷いたロイドは仲間達を見回して尋ね
「ここでもエルファティシアさん抜きと言うのは厳しいけど…………確かに私達の全力を試すいい機会ね。」
「あたしにとっても司令達直々に育てた警備隊員達と模擬戦を出来るのは良い経験になるので構いません。」
「俺にとっても良い経験になるから、勿論いいよ。」
「やれやれ……ここまで挑発されると乗らないわけにはいかないだろう?」
「あのオッサンとやり合えれば、叔父貴と戦う時になった時の為の良い経験になるだろうしな……何が何でもギュランドロスのオッサンと戦う為に勝つぞ。」
尋ねられた仲間達はそれぞれ頷いた。
「フフ、どうやら決まったようね?こちらの準備はできているけど、貴方達の方はどうかしら?」
ロイド達の様子を見たルイーネは微笑みながら言った後ロイド達に尋ね
「こちらの方も既に準備はできています。」
「よし!それじゃあ早速始めるぞ。全員、屋外の駐車場に付いて来い。……ルイーネ、手筈通りに頼むぜ?」
ロイド達の返事を聞いて頷いた後ルイーネに視線を向け
「はい。パティちゃんとエルちゃんが育てた部隊の中でも秀でた部隊の一つですね?わかりました。すぐに集合させます。」
視線を向けられたルイーネは頷いた。その後ロイド達は屋外の駐車場に移動した。
「それではこれより演習を開始します。双方、構え!」
「ハッ!」
ルイーネの号令によってロイド達と警備隊員達はそれぞれ武器を構えた。
「へ…………」
「全員、スタンハルバード……!?」
「へえ……ライフル使いがいないなんてね……」
「一体、どういう事だ……?普通なら後方からの援護として遠距離攻撃使いは必要なのに……」
ロイドとエリィ、ワジは警備隊員達全員が構えたスタンハルバードを見て驚き、リィンは考え込み
「気を付けろ!全員スタンハルバードって事は恐らくパティちゃんが鍛え上げた突撃部隊だ!」
「……パティルナ中尉が鍛え上げた突撃部隊は接近戦ですざましい強さを振
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