外伝〜タングラム門の警備隊演習の参加要請〜後編
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奥義にて、我が敵を滅する……!はぁぁっ………!せいやっ!秘技!桜花残月!!」
一瞬でダグラスに詰め寄って抜刀による数回の斬撃を放った後、最後の一撃には強烈な斬撃を放った!
「ぐうっ!?」
リィンのSクラフト――――桜花残月を受けたダグラスは大ダメージを受けて怯み
「こいつはどうだい!?ハァァァァァ…………クリムゾンゲイル!!」
「ガッ!?」
さらにランディが追撃に放ったSクラフトを受けてさらに大ダメージを受けた。
「これで終わらせる!ハァァァァァ……!!」
そこに両方に持ったトンファーにそれぞれ光と闇の魔力を纏ったロイドはダグラスに怒涛の連打攻撃を放ち続け
「スパイラルッ!!」
さらに全身を回転しながらダグラスを打ち上げ
「ネメシス!!」
打ち上げたダグラスの背中に光と闇の魔力を纏わせたトンファーで渾身の一撃を叩き込んだ!
「ガハッ!?見事だ………………」
ロイドの渾身の一撃によって地面に叩きつけられたダグラスは呻いた後、口元に笑みを浮かべて地面に膝をついた!
「や、やった……!」
「フフ、3連戦はキツイと思っていたけどやるじゃない。」
ダグラスたち全員を戦闘不能になったことを見たロイドは明るい表情をし、エルファティシアは微笑み
「バ、バカな……まさか少尉が……!?」
警備隊員は信じられない表情をし
「フッ……なかなかやるないか。」
ダグラスは感心した後立ち上がった。
「なっ!?」
「……ぜんぜん効いてないみてえだな。ちっ、相変わらずタフというかなんというか。」
それを見たリィンは驚き、ランディは呟いた後舌打ちをした。
「いや、効いてないことはないさ。昔から体力があるのが唯一の取り柄ってだけさ。実際、ギュランドロス司令どころかルイーネ一佐やパティルナ中尉、さらには軍師としての役目の方が強いエルミナ大尉にも勝った事がないしな。」
「ご、ご謙遜を……」
「さすがです、少尉。」
「やれやれ、脱帽だね。」
「あのね……あいつらと比べる方がおかしいから。あの4人を普通の”人間”の枠に嵌めるのは間違っているわ。」
ダグラスの話を聞いたエリィは表情を引き攣らせ、ノエルは会釈をし、ワジとエルファティシアは溜息を吐いた。
「いよぉし、ひとまず演習はこれで終わりだ。各員、持ち場に戻って各々の仕事を再開するように。」
「ハッ!」
「お前達も、ご苦労だったな。立ち話もなんだし、一旦俺の部屋に戻るとしようか。」
「は、はい。」
その後ロイド達はダグラスの部屋に戻った。
「―――改めて、演習への参加ご苦労だった。隊員にとってもいい経験になったはずだ。」
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