1397話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
はSEED世界でも有名な歌手となっており、俺は俺でこの世界を実質的に支配……いや、纏めているオーブの後ろ盾となっているシャドウミラーの代表だ。
普通であれば、一軍人でしかないだろう2人が初対面でこうまでリラックス出来るとは思えないだろう。
俺の場合は原作でルナマリアがアスランに初対面にも関わらず猛アピールをしていたのを知ってるので、そんなに驚く事はないが。
シェリルの方も、海千山千の芸能界で長い時間過ごしてきただけあって、この程度の事では驚いたりもしないようになっている。
つまり、メイリンだけがオドオドしながら歩いている訳で……
「なあ」
「ひゃいっ!」
声を掛けると速攻で噛んだ返事をされる。
何だろう、この……まるで小動物でも相手にしているかのような感覚は。
「そんなに怯えるな。お前がそんなだと、まるで俺達がお前を強引に連れて行ってるみたいじゃないか。下手に警察とかに目を付けられたりして、面倒になるのは御免だぞ? 俺だってプラントを沈めたい訳じゃないしな」
「し、沈っ!」
「……当然冗談だぞ?」
「で、ですよね。幾ら何でもそんな事……」
「やろうと思えば出来るけど」
「ぴぃっ!」
ちょっと弄りすぎたか? 奇妙な声を発したと同時に動かなくなったんだが。
「その、アクセル代表。メイリンで遊ぶのはその辺にしておいて貰えると……」
メイリンでってところが、何気に酷いよな。
まぁ、ルナマリアっぽい感じではあるんだが。
「そう言ってもな。別に俺は冗談は言ってるけど、嘘を言ってるつもりはないぞ?」
「……え?」
俺の言葉の意味が分かったのだろう、ルナマリアまでもが唖然とした表情を浮かべる。
実際、コロニーを破壊するってのは俺にとってはそう難しい話ではない。
混沌精霊としての力を使えば、すぐにでも地面を抜いて外壁まで貫通するような攻撃は出来るだろうし。
……勿論、やらないけどな。
ともあれ、固まってしまったホーク姉妹を連れて、俺達はサン・ジェルマンへと向かうのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ