第1話
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きたいわ。レン、さっきあたしは模擬戦であんたの”本来の戦闘スタイル”を見せなさいって言ったわよね?確かにあんたの本来の戦闘スタイルは様々な武器を瞬時に切り替えて変幻自在に戦うスタイルだけど、肝心の”数ある戦闘スタイルの中でも一番得意な戦闘スタイルである二刀流剣術での戦闘スタイル”を何で見せなかったのかしら……?」
「え?まさかレンが二刀流剣術を使うと本気で思っていたの??レン、学生の間はよほどの事がない限りは二刀流剣術での戦闘スタイルで戦う気なんて全然ないわよ。」
真剣な表情をしているサラ教官の指摘を聞いたレンは心底不思議そうな表情で答え
「二刀流……だから鞘が二本あるのか。」
「………レン、サラ教官の話によればそなたはその2本の刀らしき剣を扱った戦闘スタイルが一番得意との事だが、何故そなたは”本気”を出さないのだ?」
レンの答えを聞いたガイウスは考え込み、ラウラは真剣な表情でレンに問いかけた。
「うふふ、それに関してはフィーと”同じ”って事よ♪」
「フィーと同じって事は………」
「………俺達の実力に合わせて意図的に戦闘力をセーブしているという事か。」
「そこでわたしに振るとかやめてくれない?滅茶苦茶迷惑。」
「!……………」
レンの答えを聞いてクラスメイト達と共に冷や汗をかいて表情を引き攣らせたエリオットとリィンはフィーに視線を向け、視線を向けられたフィーはジト目でレンを見つめて指摘し、ラウラは厳しい表情でレンを睨んでいた。
「クスクス、もしレンの二刀流剣術を見たいのだったら、レンに”剣を抜かせると判断させるくらいの実力”で抜かせる事ね♪ま、お兄さん達は当然無理として、サラお姉さんでギリギリできるかどうかだと思うけどね♪」
(うわ……っ!幾ら何でも命知らず過ぎる発言だろう、最後の発言は……!?)
(フン、終わったな、あのガキ。)
そして小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの話を聞き、何が起こるか察したマキアスは小声で驚いてサラ教官を見つめ、ユーシスは嘲笑してレンを見つめた。
「へぇ……?どうやら周りから”天才少女”ってもてはやされて来た影響で、このあたし相手にそんな舐めた事を口にできるなんて随分と度胸があるじゃない。どうやら編入早々に”教育”としてあんたがパトリック達に教えたように、”上には上がいる”事をあんたに教える為にその天狗になった鼻を根元からへし折る必要があるみたいね……?」
一方サラ教官は不敵な笑みを浮かべて自身の得物である強化ブレードと銃を構え
「うふふ、頑張ってレンに二刀流剣術を使わせる事ね♪そしたら、レンの”本気”をちょっとだけお兄さん達にも見せてあげるわ♪」
サラ教官の行動を見てサラ教官と模擬戦をする事になると察したレン
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