第1話
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事なんですか……?」
血相を変えている様子の自分に戸惑っているアリサの質問に答えたラウラの話を聞いたユーシスとエリオットは驚き、エマは信じられない表情でレンを見つめた。
「もしかして”ダブルアーツ”の事かしら?別にそんなに大した事じゃないわよ。単にレンは戦術オーブメントを二つ持っていて、二つ同時に駆動させて同時にアーツを放っただけだもの。」
「戦術オーブメントを二つ持っているだって!?」
「確か戦術オーブメントは一人一つだと聞いているが……二つも持っていていいのか?」
「戦術オーブメントは基本一人一つだけど保有する数の制限は特に決められていないから、二つ以上持っていても問題はないのだけど……」
「普通は戦術オーブメントを二つも使うなんて考えないもんね。戦術オーブメント自体が1個でも滅茶苦茶高いし。」
レンの説明を聞いたマキアスは驚き、ガイウスの疑問にアリサは戸惑いの表情で答え、フィーは静かな表情で呟いた。
「うふふ、ちなみにレンの戦術オーブメントの個体属性は『無属性』でライン構成は全連結よ♪」
「ええっ!?と言う事はレンちゃんはアーツも得意なんですか……!?」
「個体属性が『無属性』である事自体も珍しいのに、ライン構成が全連結なんて凄過ぎよ……!」
レンの戦術オーブメントの個体属性とライン構成の凄まじいを知ったエマとアリサはそれぞれ驚いた。
「うふふ、レンは”真の天才”なんだからそのくらいは当たり前よ♪」
「なにその意味不明な理由……」
「というか”真の天才”って、さっきの”天才”より更に自画自賛しているね。」
「フン……あの小者達と違い、大口を叩くだけの実力は備えているという事か。」
そして笑顔を浮かべて答えたレンの答えにリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アリサとフィーはジト目でレンを見つめ、ユーシスは鼻を鳴らして真剣な表情でレンを見つめた。
「……………レン、俺も一つ聞いていいか?」
するとその時黙って考え込んでいたリィンは静かな表情でレンに訊ねた。
「あら、なにかしら?」
「さっきの傀儡との戦闘でも何でその腰につけている刀らしき剣を使わなかったんだ……?」
「へ………?あ―――――」
「フム……確かによく見てみれば腰に剣らしき武器を収めた鞘が2本あるな。」
「あの形状はリィンが扱っている”太刀”に僅かに似ているな………?」
リィンの指摘を聞いて呆けたエリオットはレンが腰につけている2本の鞘に気づき、ラウラは真剣な表情で鞘を見つめ、ガイウスは不思議そうな表情でリィンの腰につけている”太刀”が収められている鞘とレンの鞘を見比べていた。
「……あたしもその事について聞
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