第1話
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えた。
「誘惑の罠張り巡らし、我が懐中へ――――トラクタービーム!!」
「「「!?」」」
武器を魔導杖へと変更したレンは魔導杖に登録されている特殊魔法―――トラクタービームを発動して人形兵器達を空中へと持ち上げ、重力をかけて叩き落として怯ませ
「エニグマ並びにアークス駆動―――ダブルダークマター!!」
更に人形兵器達が怯んでいる間に二つの戦術オーブメントを駆動させて同じアーツを発動して人形兵器達を一か所に固めて動きを封じ込めた。
「気のせいかしら………?今、二つのアーツが同時に発動したような気がしたのだけど………」
「ん。”ダークマター”が2回同時に発動したね。」
「そ、その事も驚いたがまさかエリオットやエマ君が使っている魔導杖まで扱える事ができるなんて驚いたな……」
「う、うん………でも、彼女の魔導杖は僕や委員長が使っているタイプとは全く別のタイプだと思うよ……?」
戦いの様子を見守っていて不思議そうな表情で首を傾げているアリサの指摘にフィーは頷いて答え、信じられない表情をしているマキアスの意見に頷いたエリオットは戸惑いの表情でレンが持つ魔導杖を見つめていた。
「―――裂甲断。ヤアッ!」
アーツで人形兵器達を一か所に固めたレンは魔導杖を地面に叩き付ける事で直線状に広範囲の凄まじい衝撃波を発生させて追撃すると共に怯ませ
「秘技――――裏疾風!斬!!」
魔導杖の鞘を抜いて仕込み刀をあらわにして電光石火の速さで斬撃を叩き込んだ後凄まじい斬撃波を放った。すると人形兵器達の腕の一部は斬撃を受けた事によって斬られた。
「ええっ!?オ、魔導杖で”斬った”……!?」
「!あれは……”仕込み刀”か……!それにやっぱりレンは”八葉一刀流”の剣技を使えたのか……!しかも”裏疾風”まで習得しているなんて……!」
魔導杖で”斬る”という信じられない出来事にエリオットが驚いている中リィンは目を見開いてレンを見つめて声を上げた。
「”仕込み刀”とは何なのだ?」
「”仕込み刀”は外見からは刀と分からないように偽装されている刀の事だ。何らかの理由で刀剣を剥き出しで携行できない場合に護身用として杖や傘のような長物に仕込む武具だ。」
「そ、そんな武器があるのね………って、リィン今レンがリィンが扱っている剣術も使える事がわかっていたみたいな事を言っていたわよね……?あれってどういう事なのかしら?」
ガイウスの疑問に答えたリィンの説明を聞いて目を丸くしていたアリサだったがある事に気づくと不思議そうな表情でリィンに訊ねた。
「さっきのパトリック達との戦いで見せた無手の構え……あれは剣を無くした時の対策として
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