ドキドキしてきました
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ウルで原因解明を行っている。
「大丈夫なんですの?あれ」
「やると言ったからには、任せるしかないだろ」
「オオーン」
「手遅れになる前に止めた方がいいと思うがな」
そんな俺たちの様子をギルドの入り口から見守っていたシェリーさん、リオンさん、トビーさん、ユウカさんはバタバタしているその姿をハラハラしながら見ていたのだった。
ウェンディside
「以上です!!ありがとうございました!!」
ぺこりと一礼してステージから降りていく。その私に向かって、たくさんの温かい拍手が送られ、顔を赤くさせながら壇上へと降りていきます。
「お疲れ様」
「うん!!シェリアも頑張ってね」
「もちろん!!」
入れ替わるように壇上へと駆けるように上がっていくシェリアを見送ります。彼女は全然緊張している様子もなく、むしろみんなの前で話すのが楽し――――
ガッ
「あぅ!!」
楽しそうだと思っていたのも束の間、彼女はステージに登りきる段差で足が引っ掛かり転倒してしまいます。それを見た会場は、心配の声と失笑が聞こえてきました。
「大丈夫?シェリア」
「えへへ、またやっちゃった」
彼女の元まで戻っていき、手を貸す私。シェリアはその手を握り立ち上がると、照れ隠しなのか舌を出して笑っていました。
天神はスカートの裾を直すと講話のためにステージに再度登っていきます。今度は無事にみんなの前についたシェリアを見てひと安心した後、階段を降りてシャルルとセシリーの元へといきます。
ガッ
「きゃう!!」
降りてる際、足がもつれてしまい倒れる私。一番最後の段だったこともありケガはしなかったけど、みんな見ているところで転んだからすごく恥ずかしいです・・・
「あんた、大丈夫?」
「痛くない〜?」
転んだ私の元にやってきたのはシャルルとセシリー。心配する彼女たちに「大丈夫」と答えながら、立ちあがり、生徒たちの横にある椅子へと座ります。
「こんにちわ!!シェリア・ブレンディです!!」
私が席についたタイミングでシェリアが自己紹介を始めます。カミカミだった私と違って堂々とした雰囲気で話すシェリアの姿は大変凛々しいです。最初に転ばなければ、もっとかっこ良かったと思います。
「あたしが大切だと思うのは、やっぱり“愛”だと思うの!!」
両手を大きく広げて彼女の口癖である愛を強調するシェリア。彼女のいとこのシェリーさんも愛をよく強調するけど、ブレンディ家って愛が好きな血筋なのかな?それとも二人が特殊なだけなのかな?
「お疲れ様、ウェンディさん」
壇上の少女に視線を向け、耳を傾けていると、横からお茶が差し出
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