第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜そして笑顔で〜
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戦いから二日後。
蒔風はいまだにこの世界に残っていた。
「はぁ〜〜〜〜〜〜あ・・・・・・・」
リンディ家で大きなため息をつく蒔風。
それもそうだ。
先日の戦いは管理局の戦艦がモニターしていた。
つまり多くの局員が翼人の存在を目の当たりにしたのだ。
「これめんどーなことになるーーーー」
リビングでぐったりとしている蒔風にエイミィがジュースをついで置いてくれた。
「何やってんだか・・・いいじゃない、これで超有名人じゃん!」
「問題は俺が翼人ってことなのーーーー、ってか、もう慣れたんだな」
「まあねー。大体同じくらいっしょ?歳。だからかなー」
今この部屋にいるのはエイミィと蒔風だけだ。
なのはとフェイトは学校。
クロノとリンディとユーノは事件の報告と後始末。
アルフは八神家の皆と共にはやての家にいる。
なんでもザフィーラに小さな子犬形態の変身の方法を教えるんだとか。
「ほら!しっかりして!!クロノ君がなんとかするって言ってくれたんだからさ!」
「できんのかなーーー?俺も行った方がいいんじゃないのかなーーーー?」
「もし君の顔知ってる人とすれ違ったらばれるでしょ?」
「そうなんだよなー・・・・・だからクロノに任せるしかないんだよなーーーーー」
そういってグダグダとしながら一日を過ごす蒔風。
大きくなってしまったので学校には行けないし、「奴」も倒したのでやることがないのだ。
ではなぜ次の世界に行かないのか。
答えは簡単。
ゲートが開かないのだ。
まるでまだ蒔風にはやることがあると言っているのように。
「まったく・・・何をやってるんだ?」
と、そこにクロノが帰ってくる。
「クロちゃーーーん。どーだったーーーー?」
「どうって・・・・何とかなったよ」
「まじでか!?」
ガバッと蒔風が起き上がり、クロノに向く。
「ああ。記録映像をなんとか問題ないぐらいに修正してね。でもさすがに翼人の事は消せなかった。だから」
スッ、と書類のようなものを蒔風に手渡すクロノ。
そこにはこう書いてあった。
・・・・・・・のような仔細である。
なお、この「闇の書事件」の協力者に。
現地の魔導師「高町なのは」
嘱託魔導師「フェイト・テスタロッサ」
闇の書改め、夜天の書の保持者「八神はやて」
及びその従者「ヴォルケンリッター」
そして異世界の者「銀白の翼人」の名を記したい。
翼人の素性及び名前、外見はここに記さず。
彼の者は異次元へと去っていった。
※[翼人]に関しては別紙のレポート(著/ユーノ・スクライア)を参照されたし。
「おぉ・・・・・」
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