第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜そして笑顔で〜
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「な?舜君も、なにやってるんや?そんな翼はやして・・・もう、なんの冗談や?」
「冗談ではない」
蒔風が振り返らずに低い声で言った。
その言葉にはやての身体がびくりと震える。
「じょ、冗談やないって・・・どういうことや?」
「簡単なこと。リィンフォースの中ではいまだに暴走プログラムが構築されている。このままでは新たなプログラムが発動し、再びお前を飲み込む。だから・・・・・・・そうなる前に消す」
「け・・・・・消すって・・・・・そ、それはリィンが?」
「・・・・は「いいや、こいつはあくまで嫌だと言ったよ。お前といたいってな。だが、これ以上はやてを苦しめてもいいのかと言って説き伏せた」!?」
(舜!一体どういう・・・・)
(黙ってろ)
「そ、そんなことダメや!!絶対にダメや!!!何しとるん!?そんなことゆるさへん!!!絶対にだめや!!!!」
「それは関係ない。もう決めたんだ」
「決めたって・・・・・さ、さてはお前、「奴」やな!?舜君に化けとるんや!!!このにせもん!!!リィンを離せ!!そこからどきぃ!!!!」
はやてが車椅子を必死にこぎ、蒔風に向かう。
しかし、それが蒔風に届くわけもない。
車椅子の目の前に青龍を投げ突き立て、それを止める。
車椅子が転倒し、はやての身体が倒れるが、雪に埋まる前に青龍が人型に現れて受け止めた。
「これが証明だ。十五天帝は俺でしか使えない。それに「奴」なら、リィンよりもこの場でお前やなのは、フェイトの首を刈ってるよ」
「そんな・・・・・・ゆるさへん・・・・・絶対にゆるさへん・・・・リィンはやっと解放されたんや!!!これ以上不幸にはさせへん!!!リィン・・・リィンーーーーー!!!!」
蒔風は気にとめないように再びリィンフォースに向き合う。
そこで入れ替わるようにリィンフォースがはやての元に向かった。
「リ、リィンフォース!さ、逃げよ?皆で家に「すみません主・・・」・・・・え?」
「わが身はいずれ、あなたの未来を壊してしまうのです。それは私にとっても不本意であります」
「いやや・・・そんなこと言わんといて・・・・」
「貴女には未来があります。これから先に、無限の可能性が。貴女には幸せになってもらいたい」
「リィンがいなきゃいやや!!そんな未来は・・・・・」
「大丈夫」
「あ・・・・・」
リィンフォースがはやてを抱きしめ、優しく言った。
「貴女に出会い、呪縛から解放していただき、そして新たな名前、新たな家族、そして最高の祝福をいただきました」
「う・・・・ぐ・・・・」
「祝福の風、リィンフォースは・・・・・胸を張ってこう言えます。私は今、世界で、歴史上で、
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