暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜そして笑顔で〜
[6/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いるのは「赤色の翼人」だけでしたね。彼ももう過去の人物ですが」

そういってリィンにもコーラを差し出す蒔風。
それを少しだけ飲み、一緒に空を見上げる。

「・・・・・・」
「・・・・・・」

「あーーーーー!!そんなとこにいたん?こっち来てーな!!みんなで写真撮ろーーー!!」


はやてが二人を見つけ、庭から上を向いて声をかけてきた。
それに応じて二人が降りようと立ち上がったところで、リィンフォースが蒔風に囁きかけた。

(今夜・・・・・・・街の見える丘の上で、お話したいことがあります)

「・・・・・・・・」

(待ってます)


そういってはやての元へと降りていくリィンフォース。
その背中を見ながら、蒔風が一瞬目を閉じ、その後に続いた。








------------------------------------------------------------


深夜
街も人も、そしてもちろんなのはやフェイト、はやてたちも眠りについている時間。

そんな時間に、二人の人影が、街を見渡せる丘の上にやってきていた。


「来たぜ?ふっふ〜〜ん。こんな時間にこんなとこに呼び出して〜〜〜まさか恋の告白か?まいったねこりゃ!!」

蒔風が笑いながら丘を登ってきた。
呼びだしたリィンフォースは先に来ていたので、その蒔風を待ち構える形になる。

「蒔風舜・・・・・」

「照れるなあ。俺こんなシチュエーション初めてだから・・・・」

「わかって・・・・いるのでしょう?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・やはり・・・・だめなのか?」

蒔風が陽気な表情をやめ、落ち込んだ声を出す。

「ええ・・・・・やはり、呪いはそう簡単には消えてはくれないようですね」


呪い
闇の書の闇

それはいまだにしっかりとリィンフォースの中に存在し続けている。
あの時に倒した暴走プログラムは、本体ではない。

ようはあれはわき出した腫瘍だ。
いくら腫瘍を切りだして破壊しても、それを作り出す大本がなくならなければ、また「あれ」は出てきてしまう。
今この瞬間にも、新たな防衛プログラムが彼女の中で構築されているのだそうだ。

そしてそれは再びはやてを蝕むだろう。
そしてプログラムは常に成長を繰り返す。
蒐集を繰り返し、無限に強くなっていくプログラムは、何度かは大丈夫でもいずれ誰にも止められなくなる。

それを看過する管理局ではない。
おそらくはやては夜天の書と共に隔離され、研究所か監獄に封印されることになるかもしれない。


「それだけは・・・・絶対に防がなければなりません」

「お前はどうなる」

「・・・・・騎士たちは主
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ