第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜そして笑顔で〜
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いるのは「赤色の翼人」だけでしたね。彼ももう過去の人物ですが」
そういってリィンにもコーラを差し出す蒔風。
それを少しだけ飲み、一緒に空を見上げる。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「あーーーーー!!そんなとこにいたん?こっち来てーな!!みんなで写真撮ろーーー!!」
はやてが二人を見つけ、庭から上を向いて声をかけてきた。
それに応じて二人が降りようと立ち上がったところで、リィンフォースが蒔風に囁きかけた。
(今夜・・・・・・・街の見える丘の上で、お話したいことがあります)
「・・・・・・・・」
(待ってます)
そういってはやての元へと降りていくリィンフォース。
その背中を見ながら、蒔風が一瞬目を閉じ、その後に続いた。
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深夜
街も人も、そしてもちろんなのはやフェイト、はやてたちも眠りについている時間。
そんな時間に、二人の人影が、街を見渡せる丘の上にやってきていた。
「来たぜ?ふっふ〜〜ん。こんな時間にこんなとこに呼び出して〜〜〜まさか恋の告白か?まいったねこりゃ!!」
蒔風が笑いながら丘を登ってきた。
呼びだしたリィンフォースは先に来ていたので、その蒔風を待ち構える形になる。
「蒔風舜・・・・・」
「照れるなあ。俺こんなシチュエーション初めてだから・・・・」
「わかって・・・・いるのでしょう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・やはり・・・・だめなのか?」
蒔風が陽気な表情をやめ、落ち込んだ声を出す。
「ええ・・・・・やはり、呪いはそう簡単には消えてはくれないようですね」
呪い
闇の書の闇
それはいまだにしっかりとリィンフォースの中に存在し続けている。
あの時に倒した暴走プログラムは、本体ではない。
ようはあれはわき出した腫瘍だ。
いくら腫瘍を切りだして破壊しても、それを作り出す大本がなくならなければ、また「あれ」は出てきてしまう。
今この瞬間にも、新たな防衛プログラムが彼女の中で構築されているのだそうだ。
そしてそれは再びはやてを蝕むだろう。
そしてプログラムは常に成長を繰り返す。
蒐集を繰り返し、無限に強くなっていくプログラムは、何度かは大丈夫でもいずれ誰にも止められなくなる。
それを看過する管理局ではない。
おそらくはやては夜天の書と共に隔離され、研究所か監獄に封印されることになるかもしれない。
「それだけは・・・・絶対に防がなければなりません」
「お前はどうなる」
「・・・・・騎士たちは主
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