第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜決戦前に元通り〜
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「主失いし者よ・・・いいだろう・・・ついてこい」
そこ言葉に呼応して、コアがドクン!!と脈動を起こす。
そして「奴」がその胸元にコアをうずませると、一瞬辺りが静かになった。
「な・・・何が始まるというんだ・・・・」
「気をつけろぉ・・・・とんでもないのが来るぞ・・・・」
「Wooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!」
ゴォウ!!!!!
周囲に風が吹き荒れ、海の波が暴れる。
そして海中から新たな巨大な身体が現れてきた。
いや、それはもはや怪獣と言っていいスケールだ。
それの出現と共に、海底が隆起し、海だった場所が陸地にまで盛り上がってしまった。
「「「「「ッッ!!!!!!」」」」」
その巨体に絶句する一同。
蒔風ですら唖然とするほかなかった。
怪獣の巨体は二段構造になっている。
一段目
その巨体を支える脚は六本あり、昆虫の足のような形をしている。
さらに正面にはクワガタの様なハサミまであり、そこに禍々しい表情があった。
その一段目だけなら蜘蛛のように平たくなっており、さらにそこから二段目になっている。
二段目
一段目の身体の真ん中から上に向かってだんだんと細くなるように鎧のような肉体がそびえ立ち、そしてその頂上にはまるで王座のような椅子が取り付けられていた。
そしてそこに「奴」が座る。
足を組み、頬杖をついて、下方の蒔風たちを見下ろしている。
それはまるで王者のようであった。
一段目の上の面と、二段目の中腹までは無数のとげでおおわれており、巨大な物は十メートル、小さくても二メートルはある。
そして所々から触手が伸びており、その先端はUFOキャッチャーの爪の様になっていた。
「さて・・・・・どうする?・・・・面白いデータが残ってるな・・・・」
「奴」が思案し、それを実行に移そうとする。
「な、なぜだ!?あれも暴走していたとは言え、我らと同じプログラム!!」
「なんで主でもないあいつが使えんだよ!!!」
シグナムとヴィータが蒔風に叫ぶ。
その蒔風は冷や汗を一筋流し、そして納得した。
「なるほどな・・・・「奴」がなんで記憶操れたり、世界取りこめたのか分かったぜ・・・・」
「どういうこと?」
なのはの問いに、蒔風が答えた。
「「奴」には大きな能力がある・・・いや、特性と言っていいかもな・・・その特性は・・・・「君臨特権」!!!」
君臨特権
あらゆる物を従わせる一種のカリスマ性
「奴」のそれは主や、よりどころの失ったも
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ