暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜永遠の夢、有限の現〜
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大きく開かれ、全力での力の行使を始める。
その過剰な力の余波が翼から放出され、銀白の羽根がキラキラと輝いてその場に舞う。

(チックショウ!!!筋量が絶対的に足りねえ!!!この体さえ何とかなりゃア、こんなもんとうに追い返してんのによ!!!!)

バゴォン!!!!

蒔風の渾身の一撃で、少しだけ砲撃を押し返す。
だが、それはすぐに戻ってくる。
なまじ勢いがついた分、さっきよりも強烈に!!!!


しかし、この少年はあとには退かない。
息を吸い込み、両腕を引く。

そして溜めこんだ息を一斉に吐き出し、戻って来る殲滅の光にその両拳を叩き込んだ!!!!!

「打滅星・双拳爆砲!!!!!!!」


バッグォアッ!!!!!


両拳が同時にそれとぶつかる。
その瞬間に、天地を轟かせる轟音が周囲に響き渡る。
その音の衝撃に、結界内のビルすべての窓ガラスが砕け散り、小さい建物などは瓦解してしまった。


「ごおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああ!!!!!!」

蒔風の足がめり込み、アスファルトに二本の溝を作り出しながら、砲撃は蒔風の身体を押しやっていく。
凄まじいほその瓦礫と煙を上げながら、蒔風が地面を抉っていった。

ズッ、ゴッゴン!!!!


そしてついに砲撃が止む。
蒔風が砂埃な中から両腕をパッパッ、と振って出てきた。

「うげぇ・・・・広範囲魔法でSLB撃ちやがって・・・・受け止める側にもなれよ・・・・」

その拳は皮がむけ、血が滴り落ちていた。

「舜君!!」「舜!!」

そこになのはとフェイトがやってくる。
どうやら後方にいたようで、そこから誰かが転送されていった。

「あれ?誰かいたのか?」

「あ、うん・・・」

「えっとね・・・・アリサちゃんとすずかちゃんが・・・・」

「ヴェ?そりはマジでぃすか!?」

「あ、あはは〜」

「バレタの?」

「うん」

「俺は?」

「翼くらいは見られたかな?顔はわからないけど」

「あっちゃ〜〜〜。説明めんどいぞ〜〜〜〜」

「うん・・・でも今は」

「そうだな」


蒔風たちが振り返る。
と、そこに闇の書がふわりと飛んできた。

「主は嘆き、悲しんでいる。我が主の望みは、このような絶望しかない世界が、悪い夢であってほしいということ。私はそれを成し遂げる。そのためには・・・」

そういって闇の書がすっ、と三人に手を向ける。

「主に永遠に続く安らかな夢の眠りを。そして騎士たちを傷つけた者には」

メキッ!!

「永遠の闇を」

ドゴゴン!!!

アスファルトが砕け、その下から茶色の龍のような巨大蟲が触手と共に飛び出
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